九州あちこち歴史散歩★唐津くんち2014町廻り(2)4源義経の兜 5鯛 6鳳凰丸        サイトマップ

唐津くんち2014町廻り(2)4番山・源義経の兜 5番山・鯛 6番山・鳳凰丸

   唐津くんち三日目の「町廻り」では進んでいく道の両側に多くの見物人が幾重にも並びますが、前日までの混雑ぶりに比べると優雅に曳かれていく14台の曳山をゆっくり見物することができました。

このページでは次の曳山を紹介しています。
 4番山 源義経の兜(呉服町)天保15年(1844)奉納
 5番山 鯛(魚屋町)弘化2年(1845)奉納
 6番山 鳳凰丸(大石町)弘化3年(1846)奉納

音声をお楽しみください。
 七宝丸のお囃子(3分00秒,2.8MB,mp3)・・昼に唐津駅前に到着したときのお囃子とヨイサの掛け声です。



4番山 源義経の兜(呉服町)天保15年(1844)奉納

唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」(呉服町)

 古い面影が残る街の中を呉服町が奉納する「源義経の兜」が曳かれて進みます。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」の囃子方

 太鼓がしっかりと留められています。江戸時代からの経験が積み重ねられて一番すわりが良く、叩きやすい縛り方になっているのでしょう。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」のp囃子方

 休むことなくお囃子の音色が響きます。
 鉢巻の後ろのマークは義経の「笹りんどう」です。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」

 三段の「小札(こざね)しころ」が丁寧に作られています。
 笹りんどうの旗指物が翻っています。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」の囃子方

 笛のベテランが若者を指導して、それぞれの町のお囃子のメロディが次の世代に伝わっていきます。


唐津くんち14-町廻りでひと休み中の「源義経の兜」

 ひと休み中の談笑です。それにしても粋ですねえ。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」の乗っている幼児たち

 ほとんどの曳山の最前列は幼い子供たちの指定席になっていて、進行中は子供たちは大人のいいつけをしっかり守ってみんなおとなしく座っています。
 お父さんたちが一生懸命曳山を曳いている姿が心の中に残ることでしょう。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」

 さあ、そろそろ出発です。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」の曳き子たち

 全員、位置について曳き方始めー!


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」

「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声で進みます。
(掛け声はこの呉服町と七宝丸の江川町が「ヨイサ、ヨイサ」で、他の12町は「エンヤ、エンヤ」です。)


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」

「義経の兜」が秋の陽射しの下で輝いています。いかにも強そうですね。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」(呉服町)の長法被

 呉服町の肉襦袢の模様は背中いっぱいの龍、長法被は「ご(古”)」の文字に五本の縦縞です。
 どの町の衣装も本当にしゃれたデザインですね。


唐津くんち14-町廻りで唐津駅前に並んだ「源義経の兜」

 駅前の広場で一休み。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」の曳き子たち

 曳き綱の先頭を子供たちが曳きます。
 二本の綱は百メートルに及ぶものもあるそうです。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」の曳き子たち

 中高生が続きます。
 襟の文字は呉服町のごを取り「ご(古”)具美」です。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」の曳き子たち

 若者たちが曳山の前を曳き、彼らの力で曳山は進みます。


唐津くんち14-町廻りの「源義経の兜」

 掛け声とともに見事な兜が進んでいきます。


5番山 鯛(魚屋町)弘化2年(1845)奉納

唐津くんち14-町廻りの「鯛」(魚屋町)

 朝、町の中を魚屋町が奉納する巨大な「鯛」が泳ぎながら唐津神社を目指して進んでいきました。


唐津くんち14-唐津神社前に並んだ「鯛」

 唐津神社の前には14台の曳山が並び出発を待っています。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」

 どこか愛嬌のある顔ですね。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」の曳き子たち

「エンヤ、エンヤ」の掛け声で曳かれていきます。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」

 鯛は上下に身体を揺らしながら進みます。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」

 肉襦袢の背中には赤い大鯛が踊っています。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」(魚屋町)の長法被

 長法被は紺地に鯛の一文字です。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」の内部構造

 「鯛」には進みながら大きな魚体の前後を揺らすための装置がついていました。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」の曳き子たち

 この町も子供たちの姿が多いですね。


唐津くんち14-町廻りの「鯛」の曳き子たち

 掛け声をかけながら元気に曳いていきます。
 襟の文字は「魚組」です。


唐津くんち14-町廻りから唐津神社に戻ってきた「鯛」

 夕方、唐津神社に帰り着きました。


唐津くんち14-曳山展示場に格納される「鯛」

 鯛が曳山展示場広場に近づいてきました。
 これからまた一年間の別れです。




6番山 鳳凰丸(大石町)弘化3年(1846)奉納

唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」(大石町)

 大石町が奉納する巨大な「鳳凰丸」が進んできました。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」

 若者たちはいなせな江戸腹姿と鳳凰が羽ばたく肉襦袢姿です。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の囃子方

 若者たちが笛を奏でます。
 天井が低く現代の若者には窮屈そうですが、そこは若さにあふれる柔軟なからだで三日間お囃子を続けます。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の肉襦袢

 肉襦袢の背には鳳凰が踊っています。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の囃子方

 笛太鼓のお囃子が町中に響いて、秋祭りの雰囲気を高めます。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」

 14台の曳山が次から次へと現れて進んでいくさまは壮観です。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」

 江戸時代からの極彩色の鳳凰が曳かれていきます。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」(大石町)の長法被

 長法被の背中は鳳凰の文字です。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の曳き子たち

 さあ、スタート!


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」

 鳳凰は西洋では「Oriental Phoenix=東洋のフェニックス(不死鳥)」と呼ばれており、インド神話のガルーダも鳳凰の仲間のようです。
 いかにも強そうな眼ですね。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」

 後部は金色に輝いています。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の曳き子たち

 さあ、出発!


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の曳き子たち

 襟は大石町の一文字を採って「大具美」となっています。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の曳き子たち

 全員が同じ帯を締めています。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」の曳き子たち

 この大石町も子供や若者が多いですね。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」

 鳳凰丸では先頭に一人立って大具美の采を振っています。


唐津くんち14-町廻りの「鳳凰丸」

 曳山の前後には江戸腹姿の若者たちが付いています。


唐津くんち14-町廻りから唐津神社に戻ってきた「鳳凰丸」

 曳山展示場前の広場に到着しました。



   

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