平成22年(2010)11月3日、今年も秋晴れです。 午前10時ごろ、車で唐津市の北東部にあるロイヤルホテル東側に設置してある臨時駐車場に着きましたが既に満車で、すぐ近くの河川敷臨時駐車場に停めました。どちらも駐車案内の係員が案内してくれました。 (両方を併せて1千台前後駐車できそうです。) 私はここから歩いて西の浜へ行き、12時からの「曳込み」に向かう曳山を見物し、その後、午後2時前後にお旅所広場にずらりと並んだ14基の曳山と、3時からの「曳出し」を楽しみました。 今回は祭りの表情のほかに、各町の衣装(肉襦袢、法被)を載せています。 唐津くんちの日程 11月2日 宵ヤマ(宵曳山)(19時30分〜22時) おくんちの前夜祭で曳山に提灯を飾り、町内を曳き廻します。 (早朝5時から曳山展示場に格納されている14台の曳山が各町内に曳き出されます。) 11月3日 お旅所神幸(9時30分〜16時30分) 唐津神社の神輿のお供をして進む曳山。西の浜での曳込み、曳出しは祭りの圧巻です。 昼12時から曳込み、15時から曳出し (場所=西の浜のお旅所) 11月4日 町廻り(10時30分〜16時30分) 町人の祭りとして町火消しの名残の法被に身を固め、旧城下町を曳き廻します。 このページでは次の1番山から3番山の曳山のようすを紹介しています。 1番山 赤獅子(刀町)文政2年(1819)奉納 2番山 青獅子(中町)文政7年(1824)奉納 3番山 亀と浦島太郎(材木町)天保12年(1841)奉納 それぞれの曳山の歴史やエピソードなどについては、2009年度唐津くんちのページにも触れていますので併せてご覧ください。 祭りの内容・日程・コース等の詳細は「唐津観光協会」のHPに掲載されています。 |
12時ごろ、西の浜のお旅所には御神輿が最初に入ります。 唐津神社一の宮の御神輿が曳かれていきました。 |
唐津神社二の宮の御神輿が進みます。 |
大石大神社の御神輿が進みます。 |
「曳き込み」を始める前にお旅所で神事を済ませた若者たちが組に帰って行きました。 |
刀町の先頭を曳く子どもたちは肉襦袢姿です。 |
若者(高校生以上)、大人はすべて法被を着用しています。 (通常の法被、長法被を、唐津ではそれぞれ肉襦袢、法被というそうです。) |
曳山には、前方に10人前後の幼児たち、お囃子の10人ほどの中高生(中学生だけなど町によってそれぞれです)、上に采を振る台上りの若者2人が乗っています。 |
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法被の背中のデザインは地元の曳山「赤獅子」です。 紺地に薄い色合いの線画で、非常にシックなデザインです。 |
赤獅子の髪は漆黒でふさふさと豊かです。 |
お旅所に引き込まれ鎮座している1番山・赤獅子の頭には大きな御幣が飾られています。(大きな御幣が飾ってあるのは赤獅子だけでした。) |
中町は青獅子に合わせて同じ色の肉襦袢です。 |
若者以上は全員江戸腹(腹掛け)姿です。 |
肩からからだにかかっているのは「御守」です。 編んだ紐や、幾重にも巻いた紐など、思い思いの御守を大人も子どもも全員がつけています。 |
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秋空の下をお囃子を奏でながら曳山が進んでいきます。 これぞ秋祭りといった風景です。 |
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法被のデザインは緑地に白の煉瓦模様、中町の「中」が大きく描かれています。 |
お旅所で睨みをきかせている青獅子です。 |
材木町は白の肉襦袢姿です。 |
この町も若者以上は全員江戸腹姿です。 |
オレンジ色の鉢巻をしている若者たちは精鋭グループのようです。「曳込み」や「曳出し」が順調にいくかどうかはこれらの若者の力にかかっています。 ここは紐を幾重にも巻いているタイプの御守の愛用者が多いですね。 |
肉襦袢のデザインは材木町の「ざ」の文字です。 法被も同じく材木町の「材」です。 |
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お旅所では多くの見物客が記念写真を撮っていました。 |
この亀が竜宮城への使者なんですね。 私も一度行ってみたいものです。 |
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◆唐津くんち2010・宵ヤマ
(1)1番山・赤獅子〜6番山・鳳凰丸
(2)7番山・飛龍〜10番山・上杉謙信の兜
(3)11番山・酒呑童子と源頼光の兜〜14番山・七宝丸
◆唐津くんち2010・曳山
(1)1赤獅子(刀町) 2青獅子(中町) 3亀と浦島太郎(材木町)
(2)4源義経の兜(呉服町) 5鯛(魚屋町) 6鳳凰丸(大石町) 7飛龍(新町)
(3)8金獅子(本町) 9武田信玄の兜(木綿町) 10上杉謙信の兜(平野町) 11酒呑童子と源頼光の兜(米屋町)
(4)12珠取獅子(京町) 13鯱(水主町) 14七宝丸(江川町)
◆唐津くんち2010・曳出し
(1)1赤獅子(刀町) 2青獅子(中町) 3亀と浦島太郎(材木町)
(2)4源義経の兜(呉服町) 5鯛(魚屋町) 6鳳凰丸(大石町) 7飛龍(新町)
(3)8金獅子(本町) 9武田信玄の兜(木綿町) 10上杉謙信の兜(平野町) 11酒呑童子と源頼光の兜(米屋町)
(4)12珠取獅子(京町) 13鯱(水主町) 14七宝丸(江川町)
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