午後3時からいよいよ最大のイベントである「曳出し」が始まります。 西の浜で休息されていた御神輿が出発し、それに随行する曳山が1番山から順に曳出されます。 曳山の車輪が西の浜の砂地にめり込むなかを、台上りが振る采やお囃子に合わせながら若者たちが「エンヤ」や「オイサ」の掛け声を掛けながら曳出します。 江戸時代から続く一大絵巻です。 このページでは次の曳山の曳出しを紹介しています。 1番山 赤獅子(刀町)文政2年(1819)奉納 2番山 青獅子(中町)文政7年(1824)奉納 3番山 亀と浦島太郎(材木町)天保12年(1841)奉納 祭りの内容・日程・コース等の詳細は「唐津観光協会」のHPに掲載されています。 |
午後3時、曳山の曳出しが始まる前に、西の浜のお旅所から御神輿が出発します。 お旅所で休まれた御神輿は旧城下町の残り半周を曳かれ、唐津神社に戻ります。 唐津神社の一の宮の御神輿が出発しました。 |
唐 津神社の一の宮の御神輿 子どもたちも御神輿を曳き、旗を持ち、賽銭箱を運ぶなど元気に参加しています。 神輿の前面両側の剣には赤と青の恐そうなお面が下がっています。どのような謂われがあるのでしょうか。 |
唐津神社の一の宮の御神輿 華やかな彩りの神輿ですね。 後ろでは太鼓を叩いています。 |
唐津神社の二の宮の神輿が続きます。 一の宮の御神輿と同じデザインです。(鳳凰などが少し異なっているようです。) |
大石大神社の御神輿が続きます。こちらは落ち着いた色合いです。 3基とも剣とお面がついていました。 |
午後3時、いよいよ曳出しが始まります。 背中の「刀」の文字がすばらしいですね。 |
曳出しが始まりました。 中学生までは肉襦袢、若者以上は法被姿です。 西の浜の砂地にめり込む曳山を、二本の綱にとりついた若者たちが曳出します。 |
「エンヤ、エンヤ」の掛け声が響き、砂埃が舞います。 |
赤獅子の上では台上りが采を振り、音頭を取っています。 曳子たちは中腰になり全力で曳いています。腰が痛くなり、のどが嗄れ、手の皮がすりむける最大の勝負処です。 |
台上りも全力でみんなの意気が合うように、采を振り音頭を取ります。 |
もう一息です。 |
お囃子も奏でられ、曳子を鼓舞します。 |
中町の青獅子の出番です。 前の組の曳出しが終わる(予定は各曳山約5分間程度)と、待機していた次の曳山はすぐに二本の長い綱を伸ばし、子どもたちや若者たちの曳子が綱にとりつきます。準備ができるとすぐに曳出しが始まります。 (予定では約1時間半で14台の曳出しが次々と行われます。) |
曳出しが始まりました。 中町は中学生までは肉襦袢、若者は腹掛け姿で曳いています。 |
秋空が広がり見物には最高の天気です。 秋も深まり、まだ3時を過ぎたばかりですが見物人の影が道路に長く伸びています。 |
大分曳出されてきました。 |
囃子方も力一杯奏でています。 |
曳山の後ろにいる法被姿の町の役員さんたちもここでは全力で押しています。 |
みごとに曳出されました。 |
綱を1分前後で伸ばしていくとすぐ曳出しが始まります。 余裕の表情もわずかの時間だけです。後は手が痛くなるほど綱を曳かなければなりません。 |
綱を伸ばして準備しています。 2本の綱は約100メートルあり、それを200〜300人の曳子が曳きます。 |
背中のデザインは波しぶきに材木町の「ざ」の文字です。きれいですね。 |
曳出しが始まりました。 |
曳込みのときには曳山のすぐ前を曳く精鋭の若者部隊は腹掛け姿でしたが、曳出しのときは肉襦袢を着用していました。(鉢巻は黄色) お囃子と「エンヤ、エンヤ」の掛け声でみごとに曳出されました。 |
亀と浦島太郎が青空の下を泳いで去っていきました。 竜宮城に帰るのでしょうか。 |
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◆唐津くんち2010・宵ヤマ
(1)1番山・赤獅子〜6番山・鳳凰丸
(2)7番山・飛龍〜10番山・上杉謙信の兜
(3)11番山・酒呑童子と源頼光の兜〜14番山・七宝丸
◆唐津くんち2010・曳山
(1)1赤獅子(刀町) 2青獅子(中町) 3亀と浦島太郎(材木町)
(2)4源義経の兜(呉服町) 5鯛(魚屋町) 6鳳凰丸(大石町) 7飛龍(新町)
(3)8金獅子(本町) 9武田信玄の兜(木綿町) 10上杉謙信の兜(平野町) 11酒呑童子と源頼光の兜(米屋町)
(4)12珠取獅子(京町) 13鯱(水主町) 14七宝丸(江川町)
◆唐津くんち2010・曳出し
(1)1赤獅子(刀町) 2青獅子(中町) 3亀と浦島太郎(材木町)
(2)4源義経の兜(呉服町) 5鯛(魚屋町) 6鳳凰丸(大石町) 7飛龍(新町)
(3)8金獅子(本町) 9武田信玄の兜(木綿町) 10上杉謙信の兜(平野町) 11酒呑童子と源頼光の兜(米屋町)
(4)12珠取獅子(京町) 13鯱(水主町) 14七宝丸(江川町)
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