九州あちこち歴史散歩★日田祇園祭2011(2)               サイトマップ

日田祇園祭2011(2)

   日田祇園祭は豆田八坂神社、隈八坂神社、竹田若宮神社の三社の祭礼行事です。祭神はスサノオノミコトです。
 日田祇園の祭りは500年前に悪疫鎮護の願いを込めて始められ、300年前には現在のような山鉾が奉納されていたそうです。

 24日の夜8時ごろ、隈・竹田地区の札の辻の「晩山」にはこの地区の4基の山鉾が集結し、「競り合い」が行われました。
 競り合いではお互いの山鉾がぶつかりそうになるほど近づき、若者たちは拳を突き上げ、4トンもある山鉾の前部を持ち上げたり、その場で山鉾を一回転させたりする「腰切り」を続け、力を誇示しあいます。
 町を巡行する時の、妙なるお囃子が流れ漆黒の空に提灯が揺れる静かな山鉾と違って、力強い若者たちのエネルギーがぶつかりあう山鉾の勇壮な動の一面を見せてくれました。

  札の辻の晩山の競り合いの時の音声(1)(1分05秒、mp3)です。



日田祇園祭の案内図

祇園祭の豆田地区と隈・竹田地区の案内図です。(日田市観光協会のパンフレットより転載)
私は今回、隈・竹田地区の提灯山と、札の辻の晩山を見物しました。



三隈町の提灯山

 三隈町の山鉾がやってきました。



大和町の提灯山

 大和町の山鉾も登場です。



浴衣姿の見物客 浴衣姿の見物客

 山鉾の見物には浴衣姿の人も多く来られていました。
 提灯山に浴衣姿、ぴったりですね。



札の辻に4基の提灯山が集結 札の辻に4基の提灯山が集結

狭い札の辻に4基の山鉾が集まってきました。
遠くでゆらめく提灯もきれいですね。



祭りの隈・竹田地区の案内図

隈・竹田地区の案内図です。(日田市観光協会のパンフレットより転載)
「晩山」の札の辻もそれほど広い道路ではありません。美しい提灯山や競り合いを楽しもうとする見物客で混雑していました。ただ、提灯山は少し離れた場所から見ても美しく、競り合いの雰囲気も十分楽しめます。



川原町の提灯山

 川原町の山鉾も待機しています。



若宮町の提灯山

 若宮町の山鉾です。雨に備えて提灯にはビニールがかけられています。



夜空に浮かぶ川原町の提灯山

 川原町の提灯山が夜空に浮かんでいます。



夜空に浮かぶ三隈町の提灯山

 三隈町の提灯も夜空に映えます。



若宮町と川原町の山鉾の競り合い

 中央の若宮町の山鉾と右の川原町の山鉾が競り合いを始めました。





晩山の競り合い

 狭い道路の中を、川原町の山鉾が前に出てきました。



川原町の提灯山の競り合い

 川原町の山鉾が競り合いを始めました。若者たちが右手を突き上げ、山鉾の前部を持ち上げています。



山鉾の囃子方

競り合いの場面でもお囃子は続きます。



晩山の競り合い

4基の山鉾が次々と競り合いを続けます。



晩山の競り合い

狭い道路には見物客があふれています。



晩山の競り合い

 重い山鉾の前部を持ち上げて提灯山をあおったり、ぐるりと一回転したりして力を競い合います。
 元気いっぱいの若者たちの力の見せどころです。



大和町の山鉾の競り合い

大和町の山鉾が「腰切り」で一回転しています。



大和町の山鉾の競り合い

 連獅子がこちらを向きました。



若宮町の山鉾の競り合い

 若宮町の山鉾の出番です。



若宮町の山鉾の競り合い

 腰切りでぐるっと一回転しました。



札の辻での競り合い

 札の辻の競り合いは40分ほど続けられました。



競り合いが終了

 晩山が終了し、提灯山はそれぞれの町に帰っていきました。

 私は、雨の心配もなかったので、川原町の山鉾のお囃子を聞きながらいっしょについていきました。そしたら、30分後にまた別の場所で最後の競り合いを見ることができました。


   

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