日田祇園祭は豆田八坂神社、隈八坂神社、竹田若宮神社の三社の祭礼行事です。祭神はスサノオノミコトです。 日田祇園の祭りは500年前に悪疫鎮護の願いを込めて始められ、300年前には現在のような山鉾が奉納されていたそうです。 24日の夜8時ごろ、隈・竹田地区の札の辻の「晩山」にはこの地区の4基の山鉾が集結し、「競り合い」が行われました。 競り合いではお互いの山鉾がぶつかりそうになるほど近づき、若者たちは拳を突き上げ、4トンもある山鉾の前部を持ち上げたり、その場で山鉾を一回転させたりする「腰切り」を続け、力を誇示しあいます。 町を巡行する時の、妙なるお囃子が流れ漆黒の空に提灯が揺れる静かな山鉾と違って、力強い若者たちのエネルギーがぶつかりあう山鉾の勇壮な動の一面を見せてくれました。 札の辻の晩山の競り合いの時の音声(1)(1分05秒、mp3)です。 |
祇園祭の豆田地区と隈・竹田地区の案内図です。(日田市観光協会のパンフレットより転載) 私は今回、隈・竹田地区の提灯山と、札の辻の晩山を見物しました。 |
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三隈町の山鉾がやってきました。 |
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大和町の山鉾も登場です。 |
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山鉾の見物には浴衣姿の人も多く来られていました。 提灯山に浴衣姿、ぴったりですね。 |
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狭い札の辻に4基の山鉾が集まってきました。 遠くでゆらめく提灯もきれいですね。 |
隈・竹田地区の案内図です。(日田市観光協会のパンフレットより転載) 「晩山」の札の辻もそれほど広い道路ではありません。美しい提灯山や競り合いを楽しもうとする見物客で混雑していました。ただ、提灯山は少し離れた場所から見ても美しく、競り合いの雰囲気も十分楽しめます。 |
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川原町の山鉾も待機しています。 |
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若宮町の山鉾です。雨に備えて提灯にはビニールがかけられています。 |
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川原町の提灯山が夜空に浮かんでいます。 |
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三隈町の提灯も夜空に映えます。 |
中央の若宮町の山鉾と右の川原町の山鉾が競り合いを始めました。 |
狭い道路の中を、川原町の山鉾が前に出てきました。 |
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川原町の山鉾が競り合いを始めました。若者たちが右手を突き上げ、山鉾の前部を持ち上げています。 |
競り合いの場面でもお囃子は続きます。 |
4基の山鉾が次々と競り合いを続けます。 |
狭い道路には見物客があふれています。 |
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重い山鉾の前部を持ち上げて提灯山をあおったり、ぐるりと一回転したりして力を競い合います。 元気いっぱいの若者たちの力の見せどころです。 |
大和町の山鉾が「腰切り」で一回転しています。 |
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連獅子がこちらを向きました。 |
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若宮町の山鉾の出番です。 |
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腰切りでぐるっと一回転しました。 |
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札の辻の競り合いは40分ほど続けられました。 |
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晩山が終了し、提灯山はそれぞれの町に帰っていきました。 |
私は、雨の心配もなかったので、川原町の山鉾のお囃子を聞きながらいっしょについていきました。そしたら、30分後にまた別の場所で最後の競り合いを見ることができました。 |
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