九州あちこち歴史散歩★姫島盆踊り2011(4)盆踊り(北浦盆坪) サイトマップ
姫島の盆踊りは鎌倉時代の念仏踊りから発展したものといわれ、伝統踊りと創作踊りがあるそうです。 伝統踊り 昔から踊り継がれているもの ・キツネ踊り(北浦地区) ・アヤ踊り(北浦地区) ・銭太鼓(せんだいこ)(松原地区) ・猿丸太夫(さるまんだゆう)(西浦地区) (カッコ内は踊りを継承している地区) 創作踊り 各地区で毎年新しく作り出し、人気のあるものが残って踊られるそうです。 「タヌキ踊り」などユーモアや趣向に満ちた約50種類の踊りがあります。 |
午後7時、北浦地区の盆坪の提灯に火が灯り、いよいよ盆踊りが始まりました。 中央の櫓で太鼓を叩き、盆踊り唄の歌い手はその横で歌っています。 |
![]() |
![]() |
「皿踊り」が始まりました。 北浦地区(住民は数百人)の踊り手は、まず地元の盆壷で踊り、それから島内の他の6箇所の盆坪を踊って回ります。午後9時ごろ北浦の盆坪に帰り着き、最後にもう一度地元で踊るようです。 |
![]() |
「皿踊り」 |
左右の手にそれぞれ2枚の皿を持ち、それを鳴らしながら踊っています。 |
男女がペアになって踊っています。 |
皿の扱いも稽古を重ねているんでしょうね。 |
きれいな手さばきですね。 |
「鼓踊り」 お姫様の登場です。父兄もみんなで見守っています。 |
![]() |
提灯も明るさをまし、お姫様もさらに美しく映えてきます。 |
![]() |
まわりを父兄や近所の人たちやカメラマンが取り巻いています。誰だって緊張しますね。 |
![]() |
鼓を持ち、打ちながら踊っています。 |
何ヶ月も練習を重ねた踊りです。もう上手に踊れます。 |
キツネたちの登場です。 |
![]() |
子ギツネも登場です。 |
![]() |
「キツネ踊り」 「庄屋さん」を先頭にして「キツネ踊り」が始まりました。 |
お兄ちゃんギツネの傘には提灯が下がっていて風情が一段と増しています。 |
![]() |
お兄ちゃんギツネたちは大熱演です。幼なギツネは不思議そうに眺めています。 |
熱演が続きます。 回りはカメラマンが取り巻いています。北浦地区はキツネ踊り、お姫様の鼓踊り、アヤ踊りを出しており人気の高い地区です。数年前は大ブームで盆坪に人が入りきれなかったそうですが、最近はやや落ち着いているそうです。 |
キツネは尻尾もかわいいです。 |
傘も蛇の目模様でなかなか趣があります。 |
小さい子ギツネたちに続いて幼いキツネが近づいてきました。 |
幼なギツネたちは見ている方向がてんでんばらばらです。なんとも無邪気でかわいいですね。 始まる前に主役になってもらったよちよち歩きの幼なギツネは、付添いのお姉さんに抱かれての出演です。 |
「キツネ踊り」が終りました。幼なギツネたちも、その上手な踊りを見せるために、次の盆坪を目指します。 |
地区の青年たちによる「アヤ踊り」が始まりました。男性は両手に竹筒を持って踊ります。 |
![]() |
女性はそろいの衣裳で優雅に踊ります。 |
![]() |
男女のペアで踊りますが、男性は全力で飛び跳ねながら順に相手を変えていきます。 |
![]() |
「アヤ踊り」の決めのポーズです。 |
日も暮れかけて、だんだん盆踊りの雰囲気になってきました。 |
![]() |
男性は常に飛び跳ねています。女性は優雅に踊ります。今夜、最初の踊りなので男性は元気に飛び跳ねています。島の盆坪を回り終えて最後にここに帰りついたときに、どれだけ元気が残っているでしょうか。 |
アヤ踊りは体力がないと踊りが続きません。 |
江戸時代には踊りの中で結婚の相手を見つけていたのかもしれません。 |
アヤ踊りを1回踊るだけで体力を消耗してしまいそうです。これを7つの盆壷で踊らないといけません。この盆坪に帰って最後に踊るので合計8回です。若い人たちでないと勤まりませんね。 |
![]() |
元気いっぱいの踊りが続きます。 |
「アヤ踊り」の決めのポーズも美しく決まりました。 北浦地区の踊りの一行はこの後、島の他の5つの盆坪と中央会場を踊って回ります。 |
![]() |
![]() |