九州あちこち歴史散歩★姫島盆踊り2011(3)盆坪の情景 サイトマップ
姫島は古事記によると、伊邪那岐命(イザナギノミコト)、伊邪那美命(イザナミノミコト)の「国生み」に際し、大島(佐伯市の東にある島)を生み、次いで「女島」を生んだそうです。この「女島」が「姫島」といわれています。 日本書紀によると垂仁天皇の御世、意富加羅国(おほからのくに)(今の韓国南部)の王子、都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと) が白い石から生まれたお姫様と結婚しようとしたが、お姫様はそれを逃れ海を渡って姫島に上陸し、比売語曾(ひめこそ)の神となったとあり、姫島の名前はここに由来するそうです。 (以上は、「ひめしま」(姫島村役場水産・観光商工課発行)を参照しました。) 神話によると日本誕生の最初に生まれた島なのですね。昔は陸路より船による交流が中心だったので、寄港できる島や航海の目印に島などが重要だったことの反映なのでしょう。 盆踊りは午後7時から始まります。北地区の盆坪が作られている公園には6時を過ぎると盆踊りを待ちきれない子ギツネやお姫様が集まり始め、6時半を過ぎると踊りの浴衣姿の大人も集まり、盆踊りの雰囲気が高まってきました。 |
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やっと歩き始めたくらいの幼いキツネが登場しました。 隣の母親の頼りになるおみ足に身をゆだね、「あー、楽ちん」の ポーズです。 |
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盆坪のある公園にお姫様が登場し、周囲が明るくなりました。 |
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子ギツネも登場。バッタを捕まえて遊んでいます。 |
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「もうすぐ踊れるわ。」 |
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「みんなが見てるから、ちゃんと一人で立って歩こうかな。」 |
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お姫様もだんだん集まってきました。 |
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「踊りのマイ傘を見せようか。」 |
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みんなきれいなお姫様になりました。 |
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「ボクも来年はお姫様になろうかなあ」 |
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お兄ちゃんギツネも姿を現しました。 |
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男の子はお化粧や衣裳などお構いなしで遊びに夢中です。 |
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踊りが始まるまで、子どもたちはみんな緊張しているのでしょうね。 |
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「遊びの方が楽しいなあ」 傘は砂遊びの道具になってしまいそうです。 |
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「兄ちゃんのように滑り台の上まで登るぞ」 |
お兄ちゃんギツネもぞくぞく集まってきました。 |
子どもたちがお父さんなどと談笑しています。 祭りの中で大人と子どもの交流が生まれます。 (最近はこうした交流の場がなくなり、大人はおろか同学年の友だち意外とは話さえしたことがない子が増えているそうです。) |
お姫様もどんどん集まり、華やかな雰囲気になってきました。 |
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キツネは全員、踊りの傘を開いたまま持つようにいわれているんでしょうね。全員傘を開いて持っています。 |
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こんな小さな子どもたちがどんな踊りを見せてくれるのでしょうか。楽しみです。 |
キツネ踊りの「庄屋さん」役のお兄ちゃんもやってきました。 |
回りを見ると大人の踊り子も姿を現しています。 手に4枚の皿を持っている人たちは「皿踊り」の踊りのメンバーのようです。 |
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盆踊りの開始ももうすぐです。 |
お姫様たちも準備OKで、踊りが始まるのを待つばかりです。 |
北浦地区の広場は踊り子でいっぱいになりました。 北浦は4つか5つの踊りを出すようです。 キツネ踊り(男の子)、アヤ踊り(青年の男女) ・・・伝統踊り 鼓踊り(女の子)、皿踊り(大人の男女)、他?・・・創作踊り 姫島には4つの伝統踊りと約50の創作踊りがあるそうです。 6つの地区の盆坪(盆踊りを行う場所)と港の広場に設けられた中央会場などほぼすべての盆坪を、それぞれの地区や中学校などの踊りのグループが回るので、各盆坪で30組前後の踊り(約2時間)を見ることができます。 |
きれいなキツネに化けてますね。 |
広場は踊り子でいっぱいになってきました。もうすぐ盆踊りの開始です。 |
待ちに待った盆踊りが始まります。 |
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