九州あちこち歴史散歩★長崎くんち2014(7)龍船(西濱町) サイトマップ
西濱町は巨大な龍船(じゃぶね)の奉納です。 龍船は長さ10.6メートル、高さ4メートルで江戸時代から奉納されている出し物です。長崎くんちの曳き物の中で最大の大きさで、重さは約3トンあるそうです。 演技の最初に元ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のクラリネット奏者ペーター・シュミードルさんらの「長崎くんちラプソディー 龍船」の演奏が行われ、長崎の和華蘭文化の新しい風を感じました。 西濱町の「クラリネット演奏」と「龍船」の演技の音声(mp3、5.9MB、6分16秒) 「長崎くんちラプソディ」のメロディと、「ヤーハー」の掛け声が秋空にこだまします。 |
かもめ広場に西濱町の龍船(じゃぶね)が登場しました。 巨大な山車ですね。 |
最初に元ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のクラリネット奏者ペーター・シュミードルさんらの「長崎くんちラプソディー 龍船」の演奏が行われました。 |
ラプソディーは日本や西洋のなつかしい旋律が散りばめられ、みんな楽しみながら聴いていました。 ほとんどの出し物では子供たちの踊りが多い場面ですが、ここには和華蘭文化の新しい風が吹いていました。 |
龍船の演技開始です。 |
根曳衆の水色の衣装と波模様を見ると、龍船がまるで波が砕ける水面に浮かんでいるようです。 |
龍船は長さ10.6メートル、高さ4メートルで江戸時代から続く出し物です。 長崎くんちの曳き物の中で最大の大きさで、重さは約3トンあるそうです。 |
演技の時には龍の頭や尻尾が観客の頭上に届きます。 |
巨大な龍船の回転が続きます。 中央の朱塗りの屋形は二階造りで、屋形を開けば勾欄付きの舞台となります。 (中央公園の演技ではこの舞台の上でクラリネットの演奏が行われました。) |
この龍船の特徴は、ハンドルとブレーキを備えた舵の役目をする車がついた三輪構造となっていて、舵を操りながら高速の回転が可能となっていることです。 |
巨大な龍船がすごい勢いで回り、一番端の根曳は龍の首にぶら下がったまま空中を飛んでいます。 |
回転が終わり、根曳衆が整列しています。 |
龍船は、長崎の貿易商荒木宗太郎のもとに嫁いだベトナム王族の娘アニオーさんが大波止に入港し、華々しい行列で市内を練り歩くようすを表現しているそうです。 |
龍船は平安時代の「源氏物語」や「紫式部日記」にも、「唐の船に似たのに龍頭鶴首を飾りて・・」と出ており、そのような船に乗って水遊びしたようです。 |
龍が白煙を噴き始めました。 |
再び活気のある演技が始まりました。 |
すごい勢いで回転し、勇壮そのものです。 |
演技が終わって龍船が退出するとすかさず「しゃぎり」の演奏が始まります。 観客は「モッテコーイ」の掛け声で龍船を呼び戻します。 |
全員片肌脱いで、全力で戻ってきました。 |
龍は白煙を噴いています。 |
龍船の回転が始まりました。 |
大きな山車が迫力いっぱいの演技です。 |
回れー、回れー!! |
かわいい観客も「モッテコーイ、モッテコーイ」と叫んでいます。 「こんなに大きな龍船は初めて。ちょっと怖い顔だったけど、もう一度見たいよー!」 |
龍船はもう一度戻ってきてくれました。 |
根曳衆は力を引き絞って龍船を起動させています。 山車を動かし始めるときが最も力がいるでしょうね。 |
「ヤーハー」の掛け声が会場に響き渡ります。 |
まるで龍が空中を泳ぎ回っているようです。 |
回れー、回れー。 |
最後の力を振り絞って演技が続きます。 |
龍の首と尻尾は動くようになっているそうです。 |
すごい勢いで空中を飛んでいます。 |
西濱町の龍船が街の中を進んでいます。 |
屋形の二階部分の飾りには花鳥が描かれています。 |
8日には中央公園でも迫力のある演技を披露してくれました。 |
![]() |
![]() |