九州あちこち歴史散歩★長崎くんち2014(1)本踊り(石橋)(興善町) サイトマップ
今年、10月7、8、9日の長崎くんちは次の七つの踊り町が出し物を演じました。 ◎興善町 本踊り(石橋(しゃっきょう)) ◎八幡町 山伏道中・剣舞・弓矢八幡祝い船 ◎万才町 本踊り ◎銀屋町 鯱(しゃち)太鼓 ◎五嶋町 龍踊り ◎麹屋町 川船 ◎西濱町 龍船 今年は祭りの三日間とも雲ひとつない秋晴れに恵まれました。 私は7日には「JR長崎駅かもめ広場」、8日には「中央公園」に行き、それぞれの町の出し物をゆっくり見物しました。演技の合間には近くの町をぶらぶらと歩き回り、いくつかの町の庭先まわりを楽しみました。 興善町の「本踊り」の演舞の音声(mp3、6.5MB、6分50秒) (本踊りの一部と所望踊りの「長崎音頭」「長崎ぶらぶら節」「ばってん長崎」のようすです。) |
出し物に「本踊り(石橋)」と表示されていました。 「石橋(しゃっきょう)」は獅子が登場する能の演目で、石橋物(しゃっきょうもの)とは能、歌舞伎、舞踊などの「鏡獅子」「連獅子」などを指し、後ろに長く垂らした獅子の毛をかぶっての踊りに代表されるそうです。 |
正午頃、「JR長崎駅かもめ広場」で興善町の本踊りが始まりました。 |
見事な赤獅子です。 |
踊り子全員で踊りが始まりました。 |
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白獅子もまた見事でした。 |
「しゃぎり」の音色が秋祭りの雰囲気を高めます。 |
8日朝、八坂神社で踊りを奉納した興善町の一行が、公会堂前広場に急いでいました。 傘鉾が興善町の一行を先導します。 |
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興善町の傘鉾 八足の台に烏帽子、鈴が載っており、両側に紅葉が飾られています。 注連縄の輪に、垂れの図柄は五彩の瑞雲です。 |
町の若者に守られて、一行が進んで行きます。 |
7日の中央公園に子供たちもいっしょに来てくれました。 |
子供たちのかわいい踊りが始まりました。 |
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6月から練習を重ねた踊りを満員の観客に披露します。 |
赤獅子、白獅子の登場です。 文殊菩薩の浄土へと続く長い石橋の幻想的な光景を表現しているそうです。 |
踊り子は日本舞踊の藤間峰織貴師匠の選りすぐりのお弟子さんたちです。 |
迫力がありますねえ。 獅子の髪は3キロの重さがあるそうです。 |
観客の「ショモーヤーレー」の声に応えて所望踊りが始まりました。 |
本格的な日本髪を結って(鬘にしても)踊る風景を見る機会は、日本全国で今後だんだん減っていくことでしょうね。 その貴重な風景を、長崎くんちでは間近に見ることができます。 |
8日の午後、町を歩き回っていると赤獅子の「庭先まわり」に出会いました。 |
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午後の庭先まわりが続きます。 |
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