九州あちこち歴史散歩★長崎くんち2013(5)本踊り(丸山町) サイトマップ
丸山町の本踊りが県庁の広場に庭先回りに来てくれました。 丸山町は数十年の踊り町辞退の期間がありましたが、前回(7年前)から復活し、長崎検番の芸子衆(げいこし)が本踊りを披露しています。 今年は台風の接近で、7日はまだ天気は良く予定通りの祭りの行事が行われましたが、8,9日の両日の行事はすべて10日に延期になり、関係者も見物を予定していた観光客も大変だったようです。 自然が相手では、10年に一度くらいこのようなことが起こりますね。 丸山町の庭先回りのようすは 丸山町庭先回り音声 をお聞きください。(mp3、3分25秒) (県庁における庭先回りの「所望踊り」のようすです。) |
長崎県庁の庭に丸山町の本踊りの一行がやってきました。 |
丸山町の本踊りの地方(じかた)の皆さんです。 |
丸山町の本踊りは、江戸時代から続く長崎検番の芸子衆が務めています。 |
庭先回りのわずかなひとときのおしゃべりです。 |
なかにし礼氏の小説「長崎ぶらぶら節」(映画では吉永小百合が主演)で花街丸山の芸者「愛八」が取り上げられ、異国情緒の町・長崎に眠っていた「和」の文化も知られるようになりました。 花街・丸山は江戸の吉原、京の島原と並んで日本の三大花街といわれ、江戸元禄時代(1688〜)には1,400人余の遊女がおり、昭和30年代も約100人の芸子がいました。 現在も十数名の芸子衆が花街丸山の伝統を守っているそうです。 |
踊りの研鑽を続けている長崎検番の芸子さんの艶姿(あですがた)です。 |
丸山町の傘鉾 飾りは朱塗りの高台に金色の円板を載せて町名が記されており、垂には、諏訪・住吉・森崎の三社紋が刺繍されています。 丸山町の料亭花月には、シーボルトや頼山陽、田能村竹田などの文人墨客、坂本龍馬などの維新の志士たちが出入りし、一大社交場となっていました。 |
丸山町の傘鉾 台の下には金獅子の置物が据えられています。 文字は「萬留彌漫満地」=まるやままち |
芸子さんの艶姿 |
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