九州あちこち歴史散歩★長崎くんち2012(5)川船(魚の町)         サイトマップ

長崎くんち2012(5)川船(魚の町)

   午後3時20分ごろに、魚の町の川船が姿を現しました。
 魚の町は中島川にかかる「眼鏡橋」や公会堂、市民会館などを含む区域で、昔、この町に魚市場があったので今魚町と呼ばれていたが、昭和38年に改編され「魚の町」となり、魚にちなんで川船を奉納しているそうです。

  川船の演技中の音声(5分48秒、mp3)
   お囃子と根曳衆の掛け声〜網打ち〜船回しと観客の「モッテコーイ」の大合唱のようすです。





 演技に先立っての挨拶です。
 子供たちは二つのグループで交替しながら船上でお囃子を務めます。(もう一つのグループは船上にいます。)
 この町は囃子方は昔から全員男の子が務めているそうです。
 手前の赤い法被の子どもは「網打ち船頭」です。船上には3,4歳の「飾り船頭」が座っています。



 根曳き衆が整列しました。
 船の両側に8人ずつ並んでいます。
 この町は根曳衆の補欠はおかないそうで、どんなに筋肉痛でも3日間船を曳き続けないといけません。もっとも、そのために数ヶ月に渉って運動と発声のトレーニングを続けているそうです。



 かわいい飾り船頭さんです。三日間朝から晩まで一人でがんばっています。



 川船の勇壮な演技が始まりました。
 左の長采(総指揮者)、4人の采振り(指揮者)の指揮の下、全員が一糸乱れぬ統制の取れた動きで船を曳き回します。



 川船は前後にゆっくり曳かれています。
 好天で穏やかな川面なのでしょう。



 動きがだんだん激しくなってきました。



 「網打ち船頭」さんが登場し、投げ網で魚を採ります。



 見事な網打ちで魚を一網打尽にしました。大漁です。



 川船の船回しが始まりました。





 囃子方がお囃子を続ける中、豪快な船回しが続きます。
 お囃子の楽器は、大太鼓、小太鼓、大鉦、小鉦だそうです。



 采振りもいっしょに走っています。



 船は右に、左に回されます。
 木の車輪が地面とこすれて、ぎーぎーと音をたてます。



 今度は左に回ります。
 采振りの指揮に従い、豪快に回っていた何トンもある船が一瞬のうちに止まり、すぐまた回転を始めます。



 演技を終えた川船が退場していきます。
 観客は「モッテコーイ」の大合唱です。

 



 この町の川船には道化役のおじさんがついていました。
 船に道化役がついているのを初めて見ました。漁師のなかには陽気な飲んべえがいても不思議ではないですね。



 赤いへこ帯をひらひらさせながら愛嬌をふりまいていました。



 観客の「モッテコーイ」の大合唱で川船が戻ってきてくれました。



 船回しの熱演が続きます。



 右に左に豪快な力技が披露されます。



 全力で押し、全力で止め、重たい川船が前後に、右に左に舞いました。

 今年も天気に恵まれ、五つの町の出し物をゆっくり楽しむことができました。
 長崎くんちはそれぞれの出し物に特徴や歴史があり、お囃子も独特な響きで、和華蘭文化の情緒を味わうことができるのが楽しいですね。



    ◆このページの先頭に戻る ◆前のページ
    ◆2012(1)本踊り(今博多町) ◆2012(2)龍踊り(籠町) ◆2012(3)オランダ船(江戸町)
    ◆2012(4)獅子踊り(玉園町) ◆2012(5)川船(魚の町)
    ◆トップページに戻る