10月7日、長崎くんちが始まり、この日は諏訪神社の「お下り(おくだり)」が行われます。 諏訪神社は長崎市民の総氏神で、主祭神は諏訪大神(武神、厄除けの神)、森崎大神(万物創生、縁結びの神)、相殿神は住吉大神(海上安全、大漁満足の神)です。 7日の「お下り」は、神社から大波止のお旅所までの神幸行列で、9日は「お上り(おのぼり)」(コースは「お下り」と一部異なります)が行われ、神々は諏訪神社にお戻りになられます。 6日は午後1時ごろ諏訪神社を出発し、1時20分ごろ市役所前、1時40分ごろ県庁前を進み、市役所〜県庁手前の交差点までの区間には傘鉾のパレードが加わります。稚児行列などは県庁前までですが、県庁前〜大波止は「もりこみ」を見ることができます。「もりこみ」は3基のお神輿が全力疾走で突っ走る迫力ある神事です。(スピードへの憧れは神代の昔からあったようですね。) (お上りの「もりこみ」はお下りと同じ大波止〜県庁前の坂のあたりと、終点の神社参道〜長坂の階段で見ることができます。) 神幸行列は3基のお神輿に、神職、巫女、稚児など1千人の氏子が続く壮麗なものでした。 順路などの詳細は 諏訪神社公式ホームページ に掲載されています。 |
神幸行列がやってきました。 行列の先頭には「猿田彦」が立って道案内をします。 |
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ニニギノミコトの天孫降臨に際して、国つ神の猿田彦(サルタヒコ)が迎えにきて道案内をした故事(古事記、日本書紀)から、猿田彦は神幸行列の先頭に立って先導します。 長身で鼻が高く天狗の原形ともいわれ、またアメノウズメ(お多福)と夫婦であるといわれています。 |
神幸行列を守って神職の前を歩く従者の一文字笠、趣がありますね。 |
大きな朱色の傘、こちらも趣があります。 |
氏子代表が正装姿で続きます。 |
子どもたちが大きな幟を掲げています。 |
弓を携えています。 |
大きな鏡のようです。神宝でしょうか。 |
美しい巫女の列です。 |
稚児行列が続きます。 男児は向こう側の列で、陰になって見えません。 |
幼児も参加しています。 元気に参加して、この一年の家族の無事を感謝するのでしょう。 |
最初の神輿が登場しました。 |
諏訪大神のご神体を載せた神輿でしょうね。 |
幟の列が続きます。 |
巫女さんたちの列です。 |
稚児行列が続きます。 「ほら、ちゃんと歩きなさいよ」と付添いのお母さんも大変です。 |
2基目の神輿の登場です。 神輿を担ぐのは、今年の神輿守町の人たちです。旧長崎郷の地域の町で、6年ごとに当番が廻ってきます。 |
森崎大神のご神体を載せた神輿でしょう。 森崎大神は神社の建てられている地域に古来から祀られていた神様と思われます。 |
各町の旗とともに町の氏子代表が続きます。 |
幟の列です。 それぞれの神社(大神)ごとに列が続きます。 |
巫女たちの列です。 |
3基目の神輿です。 ご神体は住吉大神と思われます。 あちこちで沿道の参拝者が神輿に近づき、お賽銭を投げ入れていました。 |
巫女の列です。 |
稚児行列が続きます。男児は向こう側を歩いています。 |
長崎は子どもが多いんだなあ、と思ってしまうほどのかわいい稚児の多さです。 さすがに1千人の行列というのは壮観です。 |
県庁前の坂から、神輿がもりこんだ大波止のお旅所の方面を眺めると人、人、人でした。 9日の後日には「お上り」が行われ、お旅所で休まれていた神様は諏訪神社にお戻りになられます。 |
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