九州あちこち歴史散歩★長崎くんち2009(4)本踊(上町) サイトマップ
9日の午後に、上町の本踊の一行に出会いました。踊りは二組に分かれて回っているようで、私が会ったのは、鮮やかな衣装の3人の踊り子のグループで、踊りと三味線、しゃぎりの音色を楽しみました。 今年、平成21年(2009)の出し物と踊り町は次のとおりです。 ・本踊(ほんおどり) ・今籠町(57年ぶりに復活) ・本踊・・・・・・上町 ・川船・・・・・・油屋町 ・宝船・七福神・・鍛冶屋町 ・龍踊(じゃおどり) ・筑後町 ・唐船祭(とうせんまつり)元船町 本踊(上町)の庭先回りの音声はこちらをクリックしてください。 (1)本踊(上町)音声1・・・庭先回り(5分20秒) |
鮮やかな衣装で、見ているだけでも楽しくなります。 |
商店街で三味線の音に合わせて、庭先回りの踊りが行われています。 |
風情のある踊りが続きます。 |
祭りと言えば夜店です。 長崎くんちの夜店は何百軒出ているのでしょうか。大波止から観光通りを中心に、実に多くの店が並び、懐かしい食べ物やおもちゃなどが並んでいます。 |
たいそうな人出の中を見て歩くだけでも楽しいです。ちょっと歩いただけで、10店くらいの「梅が枝餅」の店を目にしましたが、どこも行列ができていました。長崎の人は「梅が枝餅」が大好きなように見受けました。 |
あちこちの通りは歩行者天国となり、両側にずらりと夜店が並んでいます。なかなかレトロないい雰囲気です。 夕食にはトルコライス、長崎ちゃんぽんをいただきました。 |
大波止にお旅所(仮宮)が設けられています。観光客はお諏訪様をここで参拝できるので、楽チンです。 掲げられている提灯は、年番町のものです。 |
お諏訪様は、7日の御神幸(お下り)で諏訪神社からお旅所へお移りになり、9日のお上りで神社に帰られます。 これは9日のお上りの神輿です。 |
御神幸には、男女のかわいい稚児行列も続いていました。 |
こちらでもかわいい行列が進んでいます。2、3才の園児が全員で綱を持って楽しい外出です。長崎くんちは毎年10月7,8,9日に行われますので、今年は3日間とも平日にあたりました。 40余万人の人口の長崎市に、この3日間で約30万人の観光客が集まるので、街はくんちの行列や、車や人であふれています。保育園の先生たちも祭りの3日間はいつもに増して気を使うことでしょう。 |
長崎の町を歩けば4,5分ごとに、歴史にまつわる建物や旧跡に出会います。 オランダを通じて世界を覗ける唯一の港であった江戸時代の出島や、それを管理する奉行所のできごと。幕末や明治維新時の竜馬を初めとする志士達の足跡。グラバーさんなど貿易商との交流の歴史。見るべき旧跡にこと欠きません。 この建物は「中町教会」で、ここにもキリシタン殉教や原爆ににまつわる歴史があります。 |
江戸時代から続く老舗の看板です。老舗と彫ってありますが文字通り看板に偽りなしです。 |
街中のお店のウィンドウに、自作のミニチュアの人形が飾ってありました。銀屋町の「鯱太鼓」のようです。他に数点ありました。大変な力作ですが、このような祭りの楽しみ方もあるのですね。 |
上町の本踊の庭先回りが続きます。 私も三味線としゃぎりの心地よい(滅多にきけない)音色を楽しみながら、ついて歩きました。 |
街角に並んだ色とりどりの花が、街を明るくしています。 |
踊りを呈上するお店(踊り町の親類や縁のある店で、事前に了解をもらっている)の前には、先回りして旗を持った先曳きの若者達が次々に立って、庭先回りがよどみなく行われるようにしています。 |
やがて前方に崇福寺が見えてきました。 |
![]() |
踊りの一行は休む間もなく、崇福寺の前を通り過ぎていきます。私もしゃぎりの音色を楽しみながらいっしょに歩きます。 左の3人の小学生は「ついて行こう」と話しながら、踊りにずっとついて歩いていました。祭り好きの長崎っ子になることでしょう。 |
なんときれいな踊り子さんでしょう。たとえ火の中、水の中、東シナ海の果てまでも、どこまでも追って行きたくなりますね。御朱印船が行きかい豪商が活躍していた時代、丸山町を始めとする花街が賑わったのもうなづけます。 |
![]() |
![]() |
◆このページの先頭に戻る ◆前のページに戻る ◆次のページに進む
◆長崎くんち2009 (1)本踊(今籠町) (2)川船 (3)宝船 (5)龍踊 (6)唐船祭
◆トップページに戻る