九州あちこち歴史散歩★山鹿灯籠まつり2012(2)千人灯籠踊り(その1) サイトマップ
夕方、大宮神社界隈で各町の奉納灯籠を見たり、出店の屋台で腹ごしらえをした後、千人灯籠踊りの会場に行きました。 山鹿灯籠まつりの16日のイベントは大宮神社参道イベント広場、おまつり広場、演芸会場、千人灯籠踊り会場(山鹿小グラウンド)の4会場で行われるようですが、どこも10分以内で行ける区域にありました。 千人灯籠踊りは第一部(18:45-20:15)、第二部(21:00-22:00)の2回に分かれており、この何年かは特別観覧席のチケットは「チケットぴあ」で購入する方式になっているようです。会場の受付で尋ねると、第二部の席なら残席が少しあり購入できる(3千円)とのことだったので、第一部はグラウンドに座って見て(無料)、第二部を特別観覧席のスタンドから見ることにしました。(共に、千人灯籠踊りのメインイベントはほぼ同じ内容です。) 千人灯籠踊りのときに唄われた「よへほ節」(mp3、2分10秒) |
「田原坂(たばるざか)太鼓」など山鹿地方に伝わる太鼓のグループが登場しました。 田原坂と言えばやはり西郷隆盛の軍勢と新政府軍が戦った西南戦争が頭に浮かびます。 |
「山鹿太鼓」が開会を触れて回ります。 |
「山鹿太鼓」の勇壮な演技です。 |
「少女灯籠踊り」の入場が始まりました。 |
左端は山鹿灯籠踊り保存会のメンバーで少女たちを指導しています。 さすがに毎週2回踊りの練習を重ねているだけあって、立ち姿がきれいですね。 |
踊り子は中学生と小学高学年のようです。 |
少女たちの中から灯籠踊りの名手が出てくることでしょう。 |
会場の小学校グラウンドを数万人?の観客が取り巻いています。 日中、天気は晴れていたのですが、第一部が順調に終了し、第二部が始まる頃にかなり強い雨が降りました。(幸い第二部も開会は遅れましたが無事に全ての踊りが終わりました。ラッキーなことでした。) 今年の夏は、全国各地でしょっちゅう、どしゃ降りの雨が降りました。日本の気候も亜熱帯型に近づいたようです。 |
子供神輿の登場です。 |
各町の子供たちが担がれて、10基前後の神輿が進んでいきました。 夏休みに一生懸命作ったのでしょうね。 |
千人灯籠踊り会場の舞台です。 日も暮れてうっすらと夕焼けになり、いい雰囲気になってきました。 |
千人灯籠踊りの踊り子たちも登場してきました。 頭に「金灯籠(かなとうろう)」をつけ、その灯りが夕闇に揺れています。 |
全員揃いの浴衣姿です。 山鹿灯籠踊りの盆踊り唄「よへほ節」の歌詞が染め出されています。 |
舞台を十重二十重に取り囲み、文字通り千人以上の踊り子が参加しているようです。 |
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「主は山鹿の 骨なし灯籠 よへほ よへほ 骨もなけれど 肉もなし よへほ よへほ」 (囃し言葉の「よへほ」は祭りやお酒に酔いなさい、酔いましょう、という意味だそうです。) |
「よへほ節」は男女の逢瀬を歌ったものだったが、明治から大正にかけて座敷唄に、その後酒造り唄へと転用されたそうです。 昭和の初めに、詩人野口雨情によって現在の歌詞がつけられ、山鹿の盆踊り唄の代表になっています。 |
白色光やブルーの照明に照らされて踊り子たちが光り輝きます。 |
薄明かりの中で金灯籠が幻想的にゆらめきます。 |
「洗いすすぎも 鼓の湯籠 よへほ よへほ 山鹿千軒 たらいなし よへほ よへほ」 |
千人灯籠踊りや山鹿灯籠踊り保存会による踊りがありましたが、その優美な踊りをただうっとりとして楽しむばかりです。 |
ブルーの照明に照らされると、いっそう幻想的な情景になりました。 |
金灯籠がゆらめきます。 |
「心荒瀬の 蛍の頃に よへほ よへほ 溶けし思いの 忍び唄 よへほ よへほ」 |
ただうっとり。日本の盆踊りはなんとすばらしい!と実感する瞬間です。 |
「山鹿灯籠は 夜明かしまつり よへほ よへほ 町は灯の海 人の波 よへほ よへほ」 |
すばらしい千人灯籠踊りが終わりました。 観客席から大きな拍手が送られました |
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