九州あちこち歴史散歩★山鹿灯籠まつり2012(1)町の風景          サイトマップ

山鹿灯籠まつり2012(1)町の風景

   8月16日の午後、6年ぶりに「山鹿千人灯籠踊り」を見に、山鹿市に出かけました。

 先ず午後のうちに「熊本県立装飾古墳館」に寄って、熊本県北部や福岡県南部に多い装飾古墳がどんなものか見学しました。

 夕方に大宮神社周辺で、各町に飾ってある大宮神社に奉納する灯籠を見てまわりました。

 行事日程・会場などの詳しい内容はこちらに記載されています。
 山鹿市観光課の「山鹿探訪ナビ」HP





山鹿灯籠まつりの金灯籠姿の踊り子

「千人灯籠踊り」を見に行きました。
「千人灯籠踊り」はもちろん、金灯籠(かなとうろう)姿の踊り子に出会い、「山鹿灯籠踊り保存会」の皆さんの踊りにも偶然遭遇し、その優美な踊りを見ることができました。

(このお嬢さんたちは2回目の千人燈籠踊りが終わった後、大宮神社の境内にご家族や友人の方たちといっしょにおられた時に撮影させてもらいました。)



山鹿市の岩原古墳群の案内パネル

 16日午後に先ず、肥後古代の森・鹿央地区にある「熊本県立装飾古墳館」を見学しました。
 装飾古墳館は岩原(いわばる)古墳群に隣接して建てられています。

 岩原古墳群は5〜6世紀頃造られた古墳群で、中心となる前方後円墳の岩原双子塚古墳の他、大小13の円墳群からなっているそうです。



山鹿市の岩原古墳群

 平野の中のやや高台になっている場所に古墳群はありました。
 右側に「寒原(かんばる)古墳」、中央部に「馬不向(うまむかず)古墳(3基)など、左側に「岩原双子塚古墳」を眺めることができます。



山鹿市の岩原古墳群の「馬不向3号墳」

馬不向3号墳。
ふっくらとした円墳です。



山鹿市の岩原古墳群の「岩原双子塚古墳」

 岩原双子塚古墳(5世紀中頃)
 墳長107メートルで県下最大級。



山鹿市の「横山古墳」(移築復元中)

 横山古墳(6世紀前半)。全長38.5メートルの前方後円墳。
 熊本市北区植木町にあったものを、九州自動車道建設に伴い、この場所に移築復元中だそうです。

 山鹿市の位置する熊本県北部の古墳で特徴的なことは、彩色された文様や絵で飾られた装飾古墳が多いことです。
 全国にはおよそ20万基以上の古墳が造られたと考えられていますが、そのうち文様や絵で飾られた装飾古墳の数はわずか660基にすぎないそうです。
 このうち熊本県に195基が集中しており、次いで福岡県71基、宮崎県60基、鳥取県52基となっています。
「装飾古墳館」にはチブサン古墳、小田良古墳、大坊古墳、弁慶が穴古墳など13基の有名な装飾古墳や石棺、石人などの実物大のレプリカや出土品が展示されていて、古代の装飾古墳のようすがよくわかりました。
(館内は撮影禁止でした。)



熊本県立装飾古墳館近くの埴輪広場

 埴輪(はにわ)が置いてある広場がありました。
 古墳時代は3世紀中頃〜7世紀中頃になりますが、馬にはきれいな飾りが施されています。豪族の首長などの乗物だったのでしょうか。



熊本県立装飾古墳館近くの埴輪広場

 これはイノシシでしょうね。

 山鹿市の北西部にある「山鹿市立博物館」にも寄るつもりでしたが、博物館の近くにある「チブサン古墳」が午前10時と午後2時(月曜日を除く)に一般公開されているそうなので、次回に鞠智城(きくちじょう)と併せて見学することにしました。



山鹿市灯籠まつり。泉町の奉納灯籠

 車を山鹿市北西部にある「市民スポーツセンター鍋田グラウンド」内に作られた臨時駐車場(整理費500円)に止め、シャトルバスでバスセンターまで行き、祭りが行われる山鹿市の中心部に十分ほど歩いていきました。

 中心部に近づくと、各町の道路脇や広場、家の玄関などに大宮神社に奉納する灯籠が飾られていました。



山鹿市灯籠まつり。泉町の奉納灯籠「松原神社

十八番灯籠 奉納:泉町 「松原神社(佐賀県)」

 各町で奉納する灯籠は神社や座敷造り、お城、金灯籠、矢壷、鳥籠、人形などが多いそうです。
 灯籠師が長い伝統と練磨された技術により、精魂こめて製作したもので、全て和紙と糊だけを材料として精巧華麗に作り上げてあります。





山鹿市の金灯籠の形をした街灯

 街灯も「金灯籠」の形をしています。



山鹿市大宮神社境内の山鹿灯籠を讃えた石碑

 大宮神社の境内に山鹿灯籠を讃えた碑がありました。



山鹿市大宮神社境内の石碑

 こちらも風格のある石碑です。
 第十二代景行天皇にまつわる山鹿灯籠の起源を記した石碑かと思いましたが、教育勅語に関する石碑でした。



山鹿市大宮神社の灯籠殿

大宮神社の灯籠殿
 各町や団体が今夜10時から行われる「上がり灯籠」で奉納する26基の灯籠がここに保存され、年間を通じて展示公開されているそうです。



山鹿市の大宮神社本殿

 大宮神社本殿。
 山鹿灯籠祭りは、各町が灯籠を大宮神社に奉納する祭りです。



山鹿市の大宮神社楼門

 大宮神社楼門。



山鹿灯籠まつり。山鹿市青年会議所の奉納灯籠。

 大宮神社の近くの広場にも神社に奉納する灯籠が飾ってありました。
 山鹿市青年会議所が奉納する二十六番灯篭です。
 この広場に軽食や飲み物の屋台が並んでいて、ここで腹ごしらえをしました。



山鹿灯籠まつり。山鹿市青年会議所の奉納灯籠。

二十六番灯籠 奉納:山鹿市青年会議所 「矢壷・鳥籠・金灯籠」
 ここの奉納灯籠は「矢壷」「鳥籠」「金灯籠」でした。



山鹿灯籠まつり。山鹿市青年会議所の奉納灯籠「金灯籠」と「鳥籠」。

 「金灯籠」はもちろん「鳥籠」も紙と糊だけでできており、木や金属は一切使われていないそうです。
 鳥籠のまわりを取り囲む竹へごの代りに紙で作った細い棒の精巧で美しいことに驚きます。



山鹿市の大宮神社正面の鳥居

 大宮神社正面の鳥居。
 千人灯籠踊りが行われる会場は大宮神社の隣でした。



山鹿灯籠まつり。「大宮通り」の奉納灯籠「古式台灯」

二十四番灯籠 奉納:大宮通り 「古式台灯」
 町家に飾ってあり、通りを行く人は中に入って自由に見ることができました。
 精緻な作りで実に美しいですね。



山鹿灯籠まつり。「花見坂」の奉納灯籠「伊和神宮」

二十三番灯籠 奉納:花見坂 「伊和神宮(兵庫県)」
 もちろん紙と糊だけで作られています。柱などもすべて中空だそうです。
 花見坂という町の名前、風流ですね。



   

    ◆このページの先頭に戻る ◆前のページ ◆次のページ
    ◆2006灯籠踊り ◆2012(1)町の風景 ◆2012(2)千人灯籠踊り(1) ◆2012(3)千人灯籠踊り(2)
    ◆2012(4)上がり灯籠
    ◆トップページに戻る