九州あちこち歴史散歩★八代妙見祭2013馬追い・砥崎河原(2)       サイトマップ

八代妙見祭2013馬追い・砥崎河原(2)

   大麻(おおぬさ)、四神旗、御輿、馬に乗った斎主、8基の傘鉾などの神幸行列に続き、妙見祭で一番の人気者、亀蛇(きだ)(愛称ガメ)が登場してきました。
 ガメは妙見神を乗せて海を渡ってきた、八代妙見祭独自の人気のある動物です。
 100キロ以上の巨体で6キロの道を進んできた疲れも見せず、この河原でグルグル回転を繰り返し、担ぎ手の若者たちは次々に川の中に倒れこんでいきました。
 大熱演の演舞に見物客は大喜びでした。



 神幸行列

八代妙見祭神幸行列の大麻(おおぬさ)

大麻(おおぬさ)
 昔からの神事で、まわりの人々の穢れを祓い、みんな清らかな心になります。



八代妙見祭神幸行列の四神旗(四神剣)

四神旗(しじんき)(四神剣ともいう)
 儀礼に際し、大極殿や紫宸殿の東西南北の四隅に立てられ、それぞれの方角を司る仗旗。
 四神は西龍(東)、朱雀(南)、白虎(西)、玄武(北)。

 六代目三遊亭円生の「百川(ももかわ)」は四神剣にからんだ勘違いから生じる滑稽なやりとりの落語で、腹をかかえて笑えます。

 



八代妙見祭神幸行列の御輿

神輿(みこし)
 寛永12年(1635)、八代の城主だった細川忠興公が妙見宮に奉納したもので、天井には忠興公直筆の龍の絵が描かれているそうです。



八代妙見祭神幸行列の斎主(妙見宮宮司)

斎主(妙見宮宮司)
 城主自ら援助した祭りとあって、馬が大活躍しています。
 斎主も颯爽と馬に乗っており、たくさんの飾馬(花馬)も奉納され、子供の木馬も参加しています。



八代妙見祭神幸行列の笠鉾「本蝶蕪」

笠鉾「本蝶蕪」
 2基目の笠鉾が登場しました。



八代妙見祭神幸行列の笠鉾の勢揃い

「本蝶蕪」に続いて各町の計8基の笠鉾が勢揃いしました。
(神馬の前を進んだ「菊慈童」は既に行列の先方に位置しています。)



子供の亀蛇(きだ)(愛称 子ガメ)

八代妙見祭の子亀蛇(子ガメ)の演舞

 八代だけに生息する亀蛇(愛称ガメ)が登場しました。
 これは子供たちが担ぐ子ガメです。
 河原でグルグル回っています。



八代妙見祭の子亀蛇(子ガメ)の演舞

 坂を上り、道路の方に進んでいます。



八代妙見祭の子亀蛇(子ガメ)の演舞

 見物客に愛想を振りまいています。やさしいガメですね。





亀蛇(きだ)(愛称 ガメ)

八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 100キロを越える大人のガメが、グルグル回転を始めました。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 みごとな尻尾を揺らしながら回っています。
 5人一組の若者たちが中に入っていて、一人は首を動かしているそうです。
 5回転もしたらガメはフラフラになり、あちこちにぶつかり、倒れる寸前になります。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 妙見神はこの亀蛇に乗って、海を渡って八代にやってきたそうです。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 道路や河原を動きまわったり、観客席の中に入ったり、元気いっぱい演技を繰り返します。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 重たい亀蛇を担ぎ、坂を登るのも大変ですね。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 河原で全力で5回転ほど回っています。担ぎ手は目が回り、フラフラになるので、まわりのみんながガメが倒れないように助けに行けるよう身構えています。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 ガメはフラフラになり、川の中に倒れそうになるのを、まわりの者が助けに行っています。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 中にいた担ぎ手はみんな川の中に倒れこんでしまいました。
 6キロも担いで歩いてきたうえに、最後に大変なハードワークですが、その渾身の振舞いに見物客は大喜びです。
 ガメが妙見祭の一番の人気者というのもわかりますね。



八代妙見祭の亀蛇(愛称ガメ)の演舞

 十数分間のダイナミックな演舞が終り、ガメが引き上げていきました。




 

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