昼頃に妙見さんに到着した神幸行列は、午後2時ごろに砥崎河原(とさきかわら)に進んできました。 演舞を行う獅子、亀蛇(ガメ)、飾馬の馬追いなどはここが最大の演舞場になります。 私は昼過ぎに砥崎河原に移りました。前の列にはカメラマンがずらりと並んでいたので、その間からしか写真が撮れませんでしたが、雰囲気はわかるとおもいます。 飾馬の馬追いは、他の3か所の地面の広場では馬と人との駆け比べの感じですが、ここは川の中を走るので人は自由に駆けることができず、飾馬への挑戦みたいな感じになります。これがこの祭り独特の演技で、なんとも面白いのです。 |
午後2時前に八代妙見祭の神幸行列が砥崎河原に姿を現しました。 先頭を進むのは「獅子」で、左側の角が2本の獅子が雄、右側の角が1本が雌で、お囃子に合わせ、玉使いの子供と演舞を行いました。 この獅子舞は江戸時代の古い形式を残しているそうです。 |
「木馬(きんま)」の行列です。12頭の木馬が進みます。 |
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「木馬」には12人の小学生が参加しています。 |
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12頭の木馬はそれぞれ色や飾りが異なります。 子供たちは馬の飾りを付けて神幸行列の6キロの行程を歩きます。 |
「鉄砲隊」 40丁の鉄砲を担いだ鉄砲隊が、細川藩の武威を示します。 |
24本の「毛槍隊」が続きます。 |
「籠」には稚児が乗っています。 |
かわいい稚児が乗っています。4歳と紹介されていました。 早朝からの神幸行列にもかかわらず、目をぱっちりと開いています。えらい! |
笠鉾「菊慈童」 門前町にあった宮之町が保存する「菊慈童」は常に笠鉾の先頭を進み、どんなに悪天候でも最後まで神幸行列に加わるそうです。 笠鉾には車輪がついていて通常は押して進みますが、観覧席の前では担いで前進後退や回転を演じてくれました。 |
神馬の登場です。 今年は「宮地親友会」が神馬の奉納を引き当てたそうです。 登場して最初に見物客に縁起物(お菓子やみかん、手拭など)を配っていました。 (勢子のみなさんは最後には全員ズブ濡れになるので、最初に配るのもあり、ですね。) |
「宮地親友会」の奉納する馬は砥崎河原の小川を嫌がりもせず、最初から水中に入ってくれました。 馬と人の楽しい力比べが始まります。 |
勢子の皆さんは「馬に負けるな!」とばかりに挑戦を始めました。 |
奉納された飾馬の中ではこの馬が一番川の中を駆けてくれて、水中に多くの勢子を引きずり倒していました。 (秋深い川の水は冷たいことを知っていて、川に中に入るのをしぶる賢い(お祭りを楽しく盛り上げようとするサービス精神の足りない?)馬もいました。) |
バシャ、バシャと水しぶきを蹴上げながら川の中を走ります。 爽快な眺めです。 |
馬に振り切られた勢子の姿が次々に消えていきます。 |
勢子は川の中は自由に走れず、次々に神馬に川の中に引き倒されています。 |
馬の扱いに慣れたベテランの勢子は、さすがに馬に振り切られることはありませんでした。 |
馬のスピードに勢子は水中では足がついていきません。 |
勢子が交替しながら飾馬との力比べが続きます。 |
「私も一度やってみたいなあ」と多くの見物客が思っていることでしょう。 |
「馬に負けるな!」 勢子も大奮闘です。 |
女性軍も大奮闘。みんな川の中に引き倒されてしまいました。 |
勢子の皆さんの水の冷たさに負けない奮闘ぶりに、見物客は大喜びです。 |
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