ハーモニーホールに着いたら、神幸行列に加わった飾馬が次々と馬追いをやっていました。 公園内に20メートル×40メートルくらいの土の広場があり、そこでそれぞれの飾馬グループが順番に10分程度馬追いをやって、そしてまた妙見宮をめざして神幸行列に戻っていきました。 馬追いは馬と人の力比べです。 前に二人、後ろの綱に二人の計4人の勢子が付き、ダッシュします。向こう側に近づくと止まるので、距離はせいぜい2,30メートルですが、ダッシュしてすぐ結構なスピードになりますので、ついていけなくて転ぶ人が続出です。 また、馬を止めるのも大変です。両端に並んだ多くのメンバーが、両手を高く上げたり、長い布を横に張ったり、長い竹を馬の目の高さに横にかざしたり、グループによってさまざまでした。 (馬追いは砥崎の河原でも行われ、メインイベントとなります。「砥崎の河原」のページもご覧ください。) |
馬追い(宮地親友会) 鋭くダッシュ、外側の二人はついていけず転んでいます。 |
馬追い(宮地親友会) 二本の綱もゆるんでいて、馬についているのは唯一人です。 馬の勝ちですね。 |
馬追い(宮地親友会) この勢子たちは4人ともしっかり馬についています。止めるのはまた必死です。 |
馬追い(宮地親友会) 後ろには娘さんがついていますが、大丈夫でしょうか。 |
馬追い(宮地親友会) こちらの娘さんはあえなくダウンです。 大きな馬に挑戦した娘さんたちはほとんど転んでいました。 |
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馬追い(No.1クラブ) No.1クラブの「北斗」号の登場です。 どの馬も額に御幣を飾っています。 |
馬追い(No.1クラブ) 尻尾にも御幣を飾っていました。それにしても馬の尻尾は長いですね。 |
馬追い(No.1クラブ) 跳ねながら馬に付いています。 |
馬追い(No.1クラブ) 「止まれー、止まれー」。馬も急には止まれません。 |
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馬追い(No.1クラブ) こちらの二人の勢子も軽快に走っています。 飾馬はこの後5キロほど歩いて妙見宮に参拝し、さらに砥崎の河原で馬追いの演舞を行いますが、川の中はさらに走りにくく、馬も勢子も最後の勝負となります。 |
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馬追い(No.1クラブ) 「北斗」号も力強い走りですね。 |
馬追い(No.1クラブ) 今度は娘さんが数で勝負です。「これだけの数で引っ張れば、いくら大きな馬でも走れないわ。男を操るのだって簡単よ」 |
馬追い(No.1クラブ) あらら、もう腰が砕け足がついていきません。左側の3人は転ぶのは時間の問題のようです。 |
馬追い(No.1クラブ) 北斗号「5人や10人の小娘に負けられるかい!。そこらのヤワな男と違うぞ!」 みんな「ごもっとも。ごもっとも。」 北斗号「それからもうひとつ。サラブレッドだけが馬ではないぞ。」 みんな「ごもっとも。ごもっとも。」 |
馬追い(厳橿會) 頭に花を飾った厳橿會の飾馬が登場しました。 |
馬追い(厳橿會) サムライも登場してきました。髪をきりりと結び、江戸時代の剣豪を連想させます。 |
馬追い(厳橿會) 江戸時代、サムライは改まったときにはきちんと髪を結い、心を定めてことに臨みました。 現代でも、妙見様に飾馬を奉納するときに、時間や心に余裕があるならきりりと髪を手入れすることも歓迎されるでしょう。 昔、球磨川流域は勇敢な「熊襲」の一族の「クマ」族の本拠地だったとの説もあります。後の世に「隼人」と呼ばれた勇者です。(熊襲の曽於族を「隼人」と称するとの説もあります。)その末裔が残り、勇敢な血がこの地に伝わっているかもしれませんね。 |
馬追い(厳橿會) 厳橿會のポニー登場です。 |
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馬追い(厳橿會) 「先輩、大丈夫ですか? 先輩がお菓子を食べるところはしょっちゅう見てるけど、走る姿を見たこと一度もないわ。」 |
馬追い(厳橿會) なんとか最後まで走り切りました。 娘さんたちもさすがにポニー相手だと転ぶ人はいませんでした。 |
馬追い(厳橿會) 「お疲れさま。さあ、これから妙見宮まであと5キロ歩くぞ。」 |
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