朝7時半、塩屋八幡宮から神幸行列がぞくぞく出発していきます。 阿須波神に続いて、黒、赤。青色の大きなお面、弓矢を持った侍たち、神輿、傘鉾、亀蛇など全部で39組、1600人の行列です。 最後尾には飾馬とポニーの十数頭が出番を控えています。 なんと大がかりな神幸行列でしょうか。威風堂々の行列です。 |
赤い顔のお面は「火王(ひのおう)」です。 今年の順番は黒、赤、青で、風王、火王、水王の順に進んでいきました。 来年は風の強い年になるとのご託宣です。 |
弓矢を持った侍が出発しました。 |
八代神社の御神輿が出発しました。 台車に載って進んでいます。 |
祭主が堂々と馬に乗っています。宮司さんは馬にも乗れないと勤まりません。 |
笠鉾「本蝶蕪(ほんちょうかぶ)」が子どもに曳かれてやってきました。 |
笠鉾「蘇鉄」です。 上空の電話線を持ち上げています。5メートル前後の笠鉾が町の中を進むのは大変なようです。 |
笠鉾「蘇鉄」。 江戸時代の中頃までは笠鉾の中に大人が一人入って担いでいたのを、4人で持つように変わったそうです。最初は長崎くんちの傘鉾と同じ様式だったのですね。現在はゴムタイヤが付いています。 (笠鉾については、「笠鉾」のページもご覧ください。) |
笠鉾「西王母」です。 |
笠鉾「猩々(しょうじょう)」です。 猩々はオランウータンのことかと今まで思っていましたが、なんと揚子江に住むとされる空想上の動物だそうです。 |
近くで見ると実に精巧な作りであるのがよくわかります。 笠鉾は200個以上の部品を釘を使わずに組み合わせて作ってあるそうです。 私はこの形のまま小屋に入れて保管するものと思っていましたが、祭りが終わるとすべて分解し、翌年、祭りの直前にまたみんなで組み上げて参加するとのことです。 |
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笠鉾の下側は美しく刺繍された水引幕が取り巻いています。 |
笠鉾「蜜柑」。 猿がいますが蜜柑と何か係わりがあるのでしょうね。 |
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この笠鉾に参加していたお嬢さんの髪飾り、耳飾りは笠鉾に合わせて蜜柑です。シャレてますね。 |
髪飾りなどは二人の友達が作ってくれたそうです。仲間のいる人はいいですね。 出発前に塩屋八幡宮にお参りに来ているときに写させてもらいました。 |
笠鉾「恵比須」。 子どもたちの衣装は法被です。 |
笠鉾「松」。 |
笠鉾「迦陵頻伽(かりょうびんが)」 極楽にいる大変美しい鳥だそうです。バードウォッチングツアーがあれば参加してもいいなあ。(ただし、百歳を過ぎてからにしようか・・) |
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強そうな虎の刺繍です。 |
祭りの人気者、亀蛇が出発しました。地元の人は「ガメ」と呼んでいるそうです。 これは子ガメです。 |
こちらは親ガメです。 頭は蛇、胴は亀です。 青龍、白虎、朱雀、玄武の四神のうち北方の守護神である玄武は亀に蛇が巻きついています。妙見神は北極星なので亀と蛇が合体した亀蛇が妙見神を護っているものと思われます。 |
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