7月9日、博多祇園山笠のお汐井とりが行われました。 この日は全流が参加し、一番山笠から七番山笠まで順に箱崎浜でお汐井(清めの砂)をとります。祭りの期間中の安全を祈願し、また家族がこの1年間無事に過ごせたことを感謝し、これからの1年間家族全員が無事で元気に過ごせることを祈ります。従って大人だけでなく、多くの子供も参加します。 各流を出発したお汐井とりの部隊は石堂川に集まり、夕方5時半に一番山笠の流が出発し、以後5分おきに各流が順番に続きます。箱崎浜に6時頃到着します。流はこの日筥崎宮と櫛田神社にも参詣します。 お汐井とりにも多くの元気のいい親子、家族が参加していました。親子がいっしょに無事に暮らせることはなんと幸せなことでしょうか。私達も山笠パワーに守られたその元気と家内安寧を分けてもらいましょう。 (写真の内容については配慮を加えているつもりですが、ご都合の悪い方はメールにて連絡してください。対処いたします。) |
一番山笠西流。高張提灯を先頭に、町名を記した招き板を持っています。 流によって旗、幟、提灯などを持ちます。 |
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この日は家族の無事を感謝し、またこれからの無事を祈らなければなりません。従って、多くの子どもたちも参加しています。総勢で数千人参加しているようです。 左の子は「とりまわし」をつけています。 右の子は独立心旺盛で、ずっと一人で行動していました。 |
一番山笠西流。 |
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各流の町から子どもを抱いて走り続ける親も多いようです。 奥さんが抱いてきた幼児を筥崎宮周辺や浜の近くで渡して、お父さんといっしょにお汐井(清めの砂)をとることもあります。 お父さんが流の役員などをしているときはおじいちゃんの出番です。 |
3,4歳以上の子どもは各流から1時間くらいかけて箱崎浜まで駆けてきます。 浜に近づくと、前の流がいて渋滞しますが、大人が歩く時も小さな子どもは駆けないとついていけません。 |
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左の子どもは4ヶ月だそうです。お母さんが抱いてきて、ここでお父さんに渡して浜につれていってもらうそうです。 右は、両手に花、ならぬ両手に子どものお父さんです。花よりずっと重たくて、花よりずっと大事な宝ですね。 |
二番山笠千代流。最も参加人数が多い流で、今日も千人以上参加しているようです。 |
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この子はずっと幟を持っていました。 町名の板や、幟を持ってずっと走るのは、腕が鉛になってしまいます。 追い山のときは、先走りの子どもたちが持って走ります。 |
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子どもはお父さんの太い腕で抱いてもらい大満足です。 |
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お汐井を取った帰り、兄弟仲良くお汐井を入れた「てぼ」を1個ずつ大事そうに持っています。このお汐井は玄関に置いて家内安全の清めの砂とします。 |
二番山笠千代流。勇ましく全員提灯を高く掲げています。 提灯の掲げ方は流や町によって異なり、頭上高く、あるいは顔の高さ、胸の高さ、腰の高さなどさまざまです。 |
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子どもも全員正式な服装です。幼児だけは靴も認められているようです。 左の子もしっかり祭り足袋を履いています。 |
三番山笠恵比須流 |
恵比須流の法被は町ごとに異なります。 |
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右手で大事に幼児を抱いて、左手でもう一人の子どもの手を引き、お父さんも今日は大変です。 4,5歳くらいになると子供同士で行動していました。 |
浜のお汐井とりが渋滞しています。 町ごとの絣の法被は、町の名前をアレンジしたものが多いようです。江戸時代から続いているのでしょうか。 |
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こんなに長い時間、お父さんに肩車してもらうこともあまりないでしょうね。 いつもは仕事が忙しくて子どもと触れ合う時間のないお父さんも、きょうはたっぷり子どもとスキンシップがはかれることでしょう。 |
本日は晴天なり。今年は例年よりかなり早く梅雨が明けました。今年も炎天の夏になりそうです。 |
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パパの大きな肩は楽ちんだよ、と満足の表情です。(お父さんはちょっとばかりつらい?これから櫛田神社まで走って参詣し、その後自分の町に帰る往復3時間以上の駆け足マラソンです。はたして家族を守って最後まで走れるか?) 博多のお父さんは強いのです。子どもや孫を抱いてずっと走りきるお父さんやおじいちゃんが結構たくさん見られます。 |
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