7月1日、770年の歴史を持つ博多祇園山笠が始まりました。 各流や商店街の飾り山笠(やま)が立ち並び、流によっては舁き山笠も姿を見せ、水法被に締め込み姿の男たちが闊歩しています。 祭りを首を長くして待っていた子どもたちの姿も山笠の周辺に見られます。 このページでは7月1日の当番町がお汐井とりに出発するようすや、櫛田神社のようすを紹介しています。 飾り山笠の公開場所などの詳しい内容については博多祇園山笠公式サイトに掲載されています。 |
四番山笠土居流の舁き山笠(かきやま)「曽我富士誉(そがふじのほまれ)」(表) 兄の曽我十郎です。 山笠は櫛田神社に向いている側が表となり、山笠の表には御幣が飾ってあります。 (飾り山笠は7月1日に14箇所すべて公開されますが、舁き山笠は流によって公開期日が異なります。) |
見送りの弟・曽我五郎です。 この舁き山笠が10日から博多の町の中を男たちに担がれてまわります。 |
7月1日夕方、土居流の舁き山笠の前にたくさんの人が締め込みに水法被の正装で集まっていました。これから今年の当番町・上新川端町の人たちがお汐井とりに出発しようとしています。 (1日のお汐井とりは当番町のみです。9日夕方のお汐井とりは全部の流が参加します。) |
町の高張提灯を先頭にして出発しました。これからお汐井とりを行う箱崎浜まで止まることなく走り通します。 |
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交差点では若い役員が先回りをして、お汐井とりの列が止まらないように通行を止めています。祭りの期間は山笠の行事が優先です。年に一度くらいは車より祭り優先・人間優先のときがあってもいいでしょう。 |
正装姿の男たちが走っていきました。 土井流は各町ごとに法被の柄が異なります。これは上新川端町の法被で、「川」の字をアレンジしています。 いよいよ博多の祇園山笠が始まりました。 (よその町では、お尻丸出しで繁華街を歩いたらおまわりさんが飛んで来て「法律違反だぞ。お前は露出症か」と怒られ、町のみんなに顔向けできなくなりますが、博多の町では、他の衣裳でお尻を隠そうものなら町の役員が飛んで来て「770年の山笠の伝統を壊す気か!」とこっぴどく怒られ、町のみんなに顔向けできなくなります。) |
中洲流の飾り山笠では子どもたちが記念写真を撮っていました。こんな姿は一生の記念になることでしょう。 大人はこんなことはできないし、台の上に座れるようになるにはウン十年かかるし・・。子どもの特権ですね。 |
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街のあちこちに壮麗な飾り山笠が建てられています。 ライトアップされるヤマも多く、日中でも夜でも多くの見物客が集まっています。 |
商店街のアーケードの中にも飾り山笠が建てられています。 (これは上川端通りの飾り山笠です。) |
今年も櫛田神社ではすべての飾り付けが済んで、博多の町の安寧を祈願しています。 |
櫛田神社は博多の総鎮守とされています。 |
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「舁き山笠(かきやま)の 棒に喰ひ入る命綱」 櫛田神社の飾り山笠の近くに建っています。 |
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今年も山笠の時期に、櫛田神社の飾り山笠のすぐ近くにこの花が咲いていました。 大木にからんだつた状の植物ですが、何という花なのでしょうか。 (読者の方が「ノウゼンカズラ」の花だと教えてくださいました。ありがとうございました。) |
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