九州あちこち歴史散歩★小倉祇園太鼓2010祭りの表情                   サイトマップ

小倉祇園太鼓2010祭りの表情

  祭りの中のがんばっている顔、爽やかな顔、生き生きとした顔、笑顔。
祭りでからだは疲れても、心は達成感で満ち溢れていることでしょう。
見物人もそれらのすばらしい表情、生き生きとした顔を見て、元気をもらいます。
自分もあしたからがんばって生きていこうという元気をもらいます。

このページの前半は17日(土)の夕方、競演大会からの帰りの山車を写させてもらいました。町内会の山車で、子どもが中心です。
後半は18日(日)の夕方や夜の太鼓広場の大人の山車の風景が中心です。
笑顔などのすてきな表情の写真が中心なので、特にコメントはつけていません。
   
  祭りの詳細については 小倉祇園太鼓の公式ホームページ をご覧ください。

写真については、話ができる時には撮影とHPへの掲載の了解をいただくように務めましたが、行進中の山車などではそれができていない場合もあります。
もし写っている方で、ご都合の悪い方は k-sanpo@chorus.ocn.ne.jp まで連絡をお願いいたします。すぐに対処させていただきます。

































凱旋の行進?それとも?
山車の競演大会では各チームの点数がすぐわかります。全部のチームが終了すると順位がわかります。
入賞すれば町内へ堂々の凱旋です。足取りも軽くなります。
しかし、入賞しなくても全力を出し切れば、みんな心の中は満足していることでしょう。
















6時半ごろ、お城の出口で一休み中の山車に出会い、数枚写真を撮らせてもらいました。


















お城の入口の夜店です。
子どものころのいなかの祭りを思い出し、なつかしくなります。






リバーウォーク前の「据え太鼓」(保存振興会の「(女へんに央)会」)に参加している無法松の卵です。





こちらの子どもも太鼓を睨んで必死に叩いています。



「女無法松の会」の演舞です。相変わらず力のこもった太鼓を聞かせてくれました。







子どもの育成に力を入れている「女無法松の会」は、4、5歳の子どもを中心に約20人の子どもが参加していました。きっと将来、小倉祇園太鼓を受け継いでいってくれることでしょう。







ジャンガラ(鉦)が踊ります。







「据え太鼓」をずっと聞き続けていました。
そのうち「私も太鼓を叩きたい」というようになるかもしれませんね。




お母さんに抱かれて聞いていた子どものからだのどこかに、祇園太鼓のリズムが残ることでしょう。



17日(日)の夕方4時ごろ八坂神社に行ったときに、お参りを済ませた祇園太鼓のグループに出会いました。これから太鼓広場のパレードに参加するのでしょう。










みんな愛用の太鼓撥をポケットに収めています。




太鼓広場には午後8時半ごろ、終了する少し前に行き、町内会の山車や有志の山車など最後の数台を見ることができました。提灯を灯した山車を曳いて、子どもたちが囃子唄を唄いながら進むようすはまた昼と違った風情があります。
(太鼓広場は午後5時半から9時まで行われ、約90台の山車が大通りをパレードします。)




大通りを進みながらの熱演です。祭りを楽しんでいる表情が素晴らしいですね。見物の人たちも楽しくなります。




最終組の山車や通りでひと休みしている山車の写真を撮らせてもらいました。
爽やかな表情で、疲れも見せずに打ち続けます。




小倉市民は子どものときに太鼓を経験している人が多く、大人になっても祭りから離れられず、祇園太鼓のグループに入って叩き続けている人も多いのだろう。
まわりにいる誰でもがみごとに打つのだ。驚きます。




男が束になってかかっても軽くあしらわれるようないと美しき人も、軽やかに太鼓を打ち続けています。
小倉祇園太鼓の祭りが、選ばれた人だけでなく、子どもからおとなまで全員が参加できる市民全体の祭りとなっているのでしょう。

しかし、これらの佳人が束になってもかなわない相手がいます。それは・・・太鼓の達人?




佳人が束になってもかなわない相手、それはみんなの、社会の宝である子どもです。
子どもの笑顔には誰もかないません。




こちらの子どもは熟睡中です。おじいちゃん?に抱かれて楽しい夢を見ているのでしょう。
幼児は眠るのが仕事です。祭りでは一日中抱きっぱなしで町中を歩かないとなりません。それでも親はいっしょに祭りに参加したいのです。家族そろって元気に祭りに参加できれば、こんなに幸せなことはありません。
この子も2,3年もすれば山車を曳いてずっと元気に歩いてくれるでしょう。
それを楽しみにかんばらにゃー、と家族全員で参加しています。




午後10時、据え太鼓の演舞も終了し、帰り道でこの子たちに会いました。
胸に「聾鼓会」とあるとおり、聴覚障害者の祇園太鼓のグループです。
音が聞こえないので、音の大小やリズムなどを習得するのがむずかしいそうです。誰が考えても難しいとわかりますね。いったいどうやって身につけていくのでしょうか。
この30年間その困難と戦いながら祇園太鼓への挑戦・参加を継続し、遂には「据え太鼓競演会」で優勝し、ゆるぎない実力を備えたグループとなっているそうです。なんという熱意の強さでしょうか。




さらに歩くと、佐々木小次郎と見紛うばかりの豪腕で気持ちよく打っている山車に出会いました。
町内に帰ってきた山車の打ち納めです。
今年の小倉祇園山笠は前日まで大雨で市内のあちこちに被害が出ましたが、祭りのときは雨も上がり順調に行われました。みんな持てる力を出し切り、満足していることでしょう。




最後に、山車に参加していた子ども天使の写真を撮らせてもらって、私の小倉祇園太鼓の祭りも終わりました。
もちろん、私も祭りに満足しながら帰途についたのはいうまでもありません。


   

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