九州あちこち歴史散歩★筑前いいづか雛のまつり2013・麻生大浦荘(2)世界の人形(その1) サイトマップ
大浦荘には日本の雛人形のほかに、アジアやヨーロッパなど各国の人形が展示してあり、人形を楽しみながら世界各地を駆け巡ることができました。 |
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韓国の人形 朝鮮王朝時代の国王と王妃でしょうね。 |
中国の人形 中国広東省石湾で作られる陶器の人形です。 石湾は広東省仏山市の郊外にあり、漢時代から続く陶器の里です。 |
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中国の石湾人形 石湾の人形は表情豊かに生き生きと表現され、鮮やかな色彩が特徴とされています。 石湾は唐宋時代には中国南部の主要な陶器生産地のひとつとなり、清時代に最盛期を迎えました。しかし、その伝統工芸も現在では継続が難しくなり、長い期間で培われてきた技術が失われつつあるそうです。 |
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中国の人形 昔の王侯貴族の人形でしょうか。 |
中国の人形 万里の長城を描いたマトリョーシカ風の入れ子人形もあります。 入れ子人形はおもしろいですね。 |
中国の置き上げ(押し絵) 「置き上げ」は、人などの形を厚紙で作り、その上に布を貼り、その隙間に綿を入れて厚みをつけたものです。 古くは中国から渡来し、奈良時代にはすでに見られ、江戸時代に最も流行したそうです。 |
モンゴルの人形 ふっくらとした毛のコートが暖かそうです。 |
左:ベトナムの人形 生活の一場面です。 右:イラク 結婚式のようです。 |
大浦荘の南側のこの部屋は庭園に面しており、ガラス窓で取り巻かれています。大正時代の建物としてはまったく斬新な設計だったことでしょう。 |
邸内の柱には「四方柾」の桧、杉材が使われています。現在では四方柾のような贅沢な製材法はほとんど行われないそうです。 |
応接間には落ち着いたシャンデリアが吊るされています。大正時代のものでしょうか。 |
前日に大浦荘の案内を見たら、「車は「飯塚市歴史資料館」に駐車して歩いて5分」との説明があったので、歴史資料館の庭で万葉の歌碑などを眺め、近くの交差点で会った方に「大浦荘」の場所を尋ねました。ありがたいことにとても親切な方で、近くの「麻生書庫」や地元の氏神様の八幡神社などをいっしょに歩いて説明してもらい、「大浦荘」まで案内していただきました。 |
スペインの人形 スペイン舞踊フラメンコを踊っているように見えます。 左から1番目と三番目の人形はフラメンコを踊っていますね。 アンダルシア地方で踊られるフラメンコはもともとヒターノ(スペインジプシー)が踊っていたものといわれ、その情熱的な踊りは今では世界に広まっています。 (流浪の民といわれるロマなどのジプシーは、多くがインドなどアジアから10世紀前後よりヨーロッパへ移ったといわれており、心の底を振り絞る歌唱や旋律は心に響くものがあります。 「ジプシー」という名は「エジプトからやって来た人」という意味で「(エ)ジプシャン」といわれてつけられましたが、実際は出身の地はほとんどがアジアといわれています。自ら「ジプシー」といっているわけではないので放送では使われず、現在はロマということが多いのですが、ロマは最大の勢力ですが一民族の呼び名でしかないのでこれも必ずしも正しいとはいえないようです。) |
スペインの人形 左の人形は、衣裳からするとフラメンコを踊っている1シーンに見えます。 バラの花を持っているとハバネラ「恋は野の花」を歌う「カルメン」も連想されますが、カルメンはフラメンコは踊れますが、衣裳が豪華すぎるようです。(物語りではカルメンもジプシー(ロマ)の娘とされています。) |
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スペインの人形 民俗衣裳姿です。 |
エジプトの人形は昔の王国時代の女王ですね。 トルコの人形はメブラーナ教(イスラム教の一派)の旋回舞踊(セマ)を踊っています。(祈っているというべきでしょうね。) |
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アルジェリアの人形 帽子に特徴があります。 アニメに出てきそうな大きな目ですが、違和感はありませんね。 |
アメリカの原住民(コロンブスが到着した土地アメリカをインドと勘違いしたため、ずっとインディアンといわれてきた)の人形です。 (アメリカの原住民もアジアから移動していったといわれています。) |
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