九州あちこち歴史散歩★冬のやまなみハイウェイ(1)                   サイトマップ

冬のやまなみハイウェイ(1)

   大分県道、熊本県道11号線の別府一の宮線(約100Km)は九州で随一のドライブウェイです。このうち大分県由布市水分峠〜阿蘇市一の宮を結ぶ区間(約60Km)は特に「やまなみハイウェイ」の愛称で親しまれています。
 昭和39年(1964)に供与開始されてからすでに50年近く経ちますが、由布岳や久住連山、阿蘇連山、阿蘇山などが間近に迫る景観はすばらしく、その魅力は色あせることがありません。

(ルート上の景観地)
 別府−由布岳−狭霧台−湯布院−水分峠−朝日台−飯田高原−長者原−久住連山−牧の戸峠(1,333m)−瀬の本高原−牧場−阿蘇外輪山−城山展望所(あるいは大観峰)−阿蘇神社−一の宮町−阿蘇山

 北海道が大平原パノラマなら、やまなみハイウェイは広がる高原と、ワインディングロードが続く山岳風景が織り成す立体パノラマです。

 やまなみハイウェイをドライブするのは爽やかな空気と青空が広がる夏、若葉の緑が輝く春〜初夏、紅葉の美しい秋が人気が高いのですが、今回は車が少ない冬のやまなみハイウェイを、阿蘇から別府へ走りました。冬の高原の冷気の中を走るのもまた楽しいものでした。



  阿蘇・草千里展望所
阿蘇では朝に降った雪が残っていて、うっすらと雪景色でした。



  阿蘇・米塚
夏には一面緑の中の米塚も冬景色です。



  阿蘇周回道路。
車が少ないのでゆっくり走れます。



  路傍の雪景色
木や草に雪が降り積もり、冬の景色を見せてくれます。



  どんよりとした雪雲ではありませんが、まだ時々薄い雲が広がります。



  美しい冬の景観を見せてくれます。山の降り積もった雪の中を歩き回る経験、技術はありませんので、この程度の冬の風景でも新鮮な感動です。





  阿蘇・根子岳南麓
翌日は快晴となりました。根子岳の南麓は急峻なこともあって、雪は積もっていませんでした。(隣の阿蘇山頂は雪をかぶっていました。)



  阿蘇山と別れ、外輪山を登り、「大観峰」に着きました。(やまなみハイウェイのルートを走れば、「城山展望所」で外輪山からの眺めを楽しむことができますが、こちらの方が眺めがいいので少し遠回りをしました。)
阿蘇山とカルデラの雄大な眺めを楽しむことができます。
正面に見えるのが「阿蘇涅槃像」です。阿蘇五岳は左に見える根子岳がお釈迦様の頭、右手の阿蘇山(阿蘇の山々の総称です)が胴体で、全体がお釈迦様が仰向けに寝ておられる姿に似ていることから「阿蘇涅槃像」といわれます。この姿は天気が良い日には九重連山、久住高原からも眺めることができます。



  阿蘇から九重へと、ほぼ東北方向へ走ります。
冬の高原の基調色は枯れた草木の薄茶色です。この色の高原が数十キロ続きます。



  九重連山がだんだん近づいてきました。



  天気は快晴、雲も一片だけです。冬でもこのような日はドライブ日和です。



  正面の山の中腹を越えていきます。

  牧の戸峠(標高1,333m)
牧の戸峠を越えた地点です。これまでの道路は雪はまったく残っていませんでしたが、このあたりは一日中日陰になっているところもあり、路側に雪が残っていました。



  姿を現した三俣山の山頂にもうっすらと雪が残っています。



  牧の戸峠から長者原へ降りるワインディングロードです。
右奥は三俣山。どこを見ても枯れた草木のモノトーンの景色です。


   

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