九重の九酔渓から車で10分弱で九重夢大吊橋に着きました。午前中だったせいか駐車場にもすぐ入れました。 この九重夢大吊橋は2006年10月30日に開通し、観光客は目標の5倍、開通後の4年間で600万人を突破したそうです。 現在でも多い時は、昼頃には駐車待ちの車の行列ができる人気のスポットです。 吊橋は長さ390メートル、鳴子川渓谷の水面からの高さ173メートルで、人道吊橋では日本一の大吊橋です。 橋の周辺は深い谷となっていて、はるか下方に鳴子川渓谷があり、落差83mと98mの振動の滝の雄滝、雌滝を見ることができます。 |
全長390メートルあり、まわりの山々、渓谷、滝などを眺めながら対岸に行って帰るのに10分前後かかります。 |
九重周辺の案内図です。(左下が北になっています。) 九重、久住の表示については、山系、連山など地域全体を表すときは九重、山名を表すときは久住(久住山、久住高原)となっているそうです。どちらもほとんどの場合「くじゅう」と読みますが、九重町は「ここのえまち」です。 |
日本一の大吊橋の看板が立っています。(この吊橋ができるまでは、宮崎県綾町の照葉大吊橋が日本一でした。) 中央の鉄塔は高さ43メートルあります。 |
長さ390メートル。下の鳴子川水面からの高さは173メートルです。 |
何重にも捻ってある大径のワイヤーロープが吊橋を守っています。 |
170メートル直下に鳴子川渓谷の流れが見えます。 |
まわりは山、また山。正面左の山の向こう側が九酔渓にあたるようです。鳴子川渓谷の数百メートル下流(写真では上方)になります。 山襞(やまひだ)という形容がぴったりですね。 |
久住の山波が続きます。 紅葉のピークにはもう少し間があるようです。 |
主塔がどっしりとそびえています。 |
縦横にワイヤーが張られています。 |
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振動の滝の雄滝です。落差83メートル。 雌滝よりずっと右手に見えます。 |
振動の滝の雌滝。落差98メートル。吊橋の上から右手中央に見えます。 |
何条にも分かれて流れています。 |
あちこちで木々が色づき始めていますが、紅葉のピークには一週間から10日ほど早いようです。 |
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吊橋はそれほど揺れませんので、恐さは感じませんでした。恐さのスリルはもっと揺れる綾町の照葉大吊橋や四国祖谷のかずら橋の方が大きいと思います。 この吊橋のすばらしいのはスケールが大きく、周囲は山また山で自然がいっぱいだったことです。 この日は朝から冷え込み九重の中腹では雪が降ったそうで、吊橋を渡るときも冷たい風が吹いていて、観光客のみなさんも寒い、寒いを連発していました。平地は絶好の行楽日和なのですが、高原に一歩入るとさすがに冷え込みを感じます。 |
遠くには三俣山(みまたやま)や、噴煙を吐き続ける硫黄山が望めます。 |
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