九州あちこち歴史散歩★長崎市・崇福寺                      サイトマップ

長崎市・崇福寺

  寛永6年(1629)長崎に在留して貿易に従事していた福建省出身の人たちがこの寺を建立し,「福州寺」とも称されます。黄檗宗の寺で興福寺、福済寺とともに「長崎三福寺」のひとつです。

長崎に現存する中国様式の寺院としては日本最古の寺で、建物のほとんどが国宝や重要文化財となっています。
 国宝:大雄宝殿(本堂)(1646年建築)、第一峰門(1644)
 重要文化財:媽祖門(1666)、護法堂(1731)、三門(山門、楼門)(1849)、金鼓楼(1728)、仏涅槃図(1610 明代末期)

 中国盆会は毎年旧暦7月26〜28日に行われ、現在も華僑の人たちが先祖を偲ぶ心の拠り所となっています。最終日の夜に金山銀山などの飾り物が焼かれます。




 
 
崇福寺(そうふくじ)入口の「三門」、通称「竜宮門」
 通常は「山門」であるが、これは三か所の門があるので「三門」と称されるそうです。
 崇福寺は門徒に福建省出身の人たちが多かったことから「福州寺」ともいわれました。


  崇福寺三門(竜宮門)。重要文化財。
 この三門は嘉永2年(1849)建造されました。


  第一峰門(だいいっぽうもん)。国宝。
「第一峰」の扁額が掲げられているところから第一峰門と称されています。





  大雄宝殿(本堂)。国宝。
 本尊は釈迦如来(大雄)で、正保3年(1646)創建されました。長崎に現存する最古の建物です。
 寺院内には、中国で広く信奉された媽祖を祀った媽祖堂もあります。
 江戸時代になっても航海は命がけでした。中国を出航し無事に長崎に着くと、長崎に留まっている間、航海安全の守護神の媽祖像を船から降ろし、お寺の媽祖堂に安置し日夜礼拝しました。


  本堂前の提灯
 チャイニーズ・レッドの提灯です。


  崇福寺本堂前の提灯
 いかにも中国らしさを感じさせます。




   

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