九州あちこち歴史散歩★長崎市・眼鏡橋(2)ハート石              サイトマップ

長崎市・眼鏡橋(2)ハート石

   眼鏡橋の近くの河岸の石垣の中にハート形の石が埋め込まれています。
 それを探し出して触れば幸運が訪れるそうです。
 ハート石は二つあります。




第一のハート石
 一番きれいなハート形をしています。


 いつも若い女性や家族連れが探している姿が見受けられます。
 何をお願いしているのでしょうか。
 希望を持ち、夢を見ることができるのはすばらしいことですね。


第二のハート石
 丸々としたハート石です。


第三のハート石?
 これもハート石という説もありますが、どうも形がぱっとせずご利益はあまり期待できない感じです。

 まず第一のハート石を探し、時間のある人は第二のハート石の発見に挑戦してください。

 (観光に来て時間があまりないが、ぜひハート石に会いたい人は ハート石はどこ? をクリックしてください。)


 眼鏡橋付近はいつも観光客で賑わっていますが、それでも川べりをゆっくり散歩できます。


近藤長次郎(昶次郎)顕彰碑
 眼鏡橋の河畔に平成23年3月に建てられたそうです。

 近藤長次郎は坂本龍馬が率いる亀山社中のメンバーでした。
 外国を知る夢を実現するため、薩摩藩家老小松帯刀が費用を出し、英商人トーマス・グラバーが船の手配をしてイギリスへ密航留学する予定だったが、亀山社中の社中盟約書に違反したとして龍馬が長崎不在の時に仲間たちより追求され、その責任をとって小曽根邸で切腹しました。
 (慶応2年1月14日没。享年29歳。お墓は志士たちを援助した小曽根家の墓地内にあります。)

顕彰碑にあるのは辞世の歌です。
「憂き雲の 立ち覆ふなる 浮世なり
  消へなばこれを 形見ともみよ」

 (憂き雲が立ち覆うている今のこの時勢である。
  もし私が一朝の露と消えたら、この歌をもって形見としてください。)

近藤長次郎が死を覚悟して、身重の妻・お徳へ送った辞世の歌です。


 一時間もぶらぶらと散歩すれば、中島川にかかる10基の石橋を渡ることができます。





 地図の「現在地」の近くに「近藤長次郎顕彰碑」が建てられています。


 石垣には人の頭大の饅頭みたいにふっくらとした石が並んでいます。


 今日は風も穏やかでさざなみ程度なので、眼鏡を見ることができました。


眼鏡橋の下面
 日本最古の石橋は、この大きさの石を組み合わせて造ってあります。


すぐ下流の「袋橋」の下面
 蔦がからみ、川面の反射光がゆらめき、いい雰囲気でした。


上流から見た眼鏡橋。
江戸時代初めに造られたので、かれこれ400年になります。石橋は頑丈ですね。




   

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