カドリー・ドミニオンの広い園内には緑も多く、昼には、数か所ある軽食コーナーの木陰で腹ごしらえしました。 弁当の持ち込みもOKだそうです。 日本庭園には三重の塔なども造られています。 動物たちとのふれあいは、動物のグループごとに一日に何回かふれあい時間が決められているので、スケジュールの案内を睨みながら園内を歩き回りました。 |
モルモット(テンジクネズミ) |
モルモット かわいいですね。昔、飼っていたことがあります。 |
ハリネズミ 怒って針を逆立てるときでなければ痛くないようです。 |
私は誰でしょう。 いたちの仲間のフェレットです。 フェレットは午後はずっと寝ているそうですが、それにしても3人が手渡ししながら抱いている間中一度も起きないなんて、すごい寝坊スケですね。 |
こちらのフェレットもやはりお寝んね中です。 |
リスザル 引っかかれることもなく触れ合えています。 |
ケージの中のリスザル 昔、京都嵐山のサル苑や箕面の滝で、子供がサルにお菓子をひったくられたことがあります。まったく油断も隙もあったもんじゃないよ。中にはリュックごと取られて泣いている人もいました。 |
リスザル 尾が長いなあ。 |
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私は誰でしょう? カラス天狗やカッパではありませんよ。 |
ワイルドだろ!! |
砂漠の砂などを防ぐために(?)まぶたがしっかり閉まります。 まるで亀ヶ岡遺跡出土の遮光器土偶の目のようです。 |
私はダチョウです。 |
ジャコブヒツジ メソポタミヤが起源で、聖書の創世記にも出てくる非常に古い羊だそうです。そう聞くと、なるほど歴史の塊が鎮座しているように見えますね。 頭には四本の角を生やしています。 |
広い芝生の広場でポニーと触れ合えました。 (カドリー・ドミニオンの動物図鑑で見ると、ミニチュアホースの「ももた」君にも似ています。さて、どちらでしょうか。) |
ポニー(?) ポニーにしろミニチュアホースにしろどちらも子供たちの胸の高さで、かわいいことに変わりはありません。 |
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ポニー(?) |
ジャコウネコ科の「ビントロング(クマネコ)」 初めて見ました。木の上の板にずっと寝そべっていました。 麝香(じゃこう)はヒマラヤ山中などに住むオスのジャコウジカから採取される甘く強い香気を持つ粉末で、興奮剤、強心剤の漢方薬や香料に使われています。 ジャコウジカはこのために大量に捕獲され、現在絶滅の危機に瀕しているそうです。 同じような香気を持つ動物(麝香獣)には次のようなものがあります。 ジャコウウシ、ジャコウネコ、ジャコウネズミ、ジャコウアゲハ (ジャコウの名のついた植物:麝香草(しそ科の植物)、麝香撫子(じゃこうなでしこ)=スイートピー) マスクメロンやぶどうのマスカットもその上品な甘い香りからジャコウ(muskムスク、マスク)の名がつけられました。化粧品や香水などにも使われていますが、現在ではほとんど化学的に合成されたムスク(ムスコン)です。やはり本物とは差があるので、ジャコウジカの人工飼育・繁殖も行われています。もちろん、本物は少量しか存在しないので、本物が使われる化粧品は超高級品のみです。 ナポレオン1世の皇后のジョセフィーヌは別荘を麝香の香りで満たし、死後も数十年間ジャコウの香りが漂っていたそうです。 織田信長など歴代の天下取りたちが自分が天下の第一人者の証明として持つことを望んで削り取った奈良の東大寺正倉院秘蔵の「蘭麝侍(らんじゃたい)」の蘭麝はランの花と麝香のことで、この世の佳い香りの双璧とされています。 「蘭麝待」は通常「蘭奢侍」と表記されますが、これはその文字の中に東大寺という文字を伏せた雅号です。(「蘭奢侍」の正倉院での記録名は「黄熟香(おうじゅくこう)」で、天下第一の香木といわれています。) |
ホロホロチョウ 模様がきれいですね。 ホロホロというから小声でやるせなく偲び鳴くのかと思ったら、みんなでうるさいくらいに合唱するのだそうです。 |
ミニブタのレースです。 軽い足取りで走っています。 |
重い足取りで走ってきました。 普通のブタも参加しているのかと思ったら、ミニブタはおおむね100キロ以下のブタだそうです。そういえば大きなブタは400キロ前後あるものもいるので、それと比べたらミニには違いないですね。 |
広い園内には、阿蘇の外輪山が見渡せる日本庭園もありました。 中央には三重の塔がそびえています。 |
三重の塔を取り囲んで十二支苑が並んでいます。 |
日本庭園には赴きのある石段も造られていました。 お昼はこの上側にある木陰の軽食コーナーでゆっくり過ごしました。 弁当などの持ち込みもOKだそうです。 |
園内は緑もいっぱいでした。 ご注意!! この下の写真からトカゲやヘビが登場します。苦手な人は→→→次のページに飛んでください。 |
フトアゴヒゲトカゲ 大昔はこんな姿の大トカゲやヘビがまわりを徘徊し、ヒトの祖先の生き物を襲っていたのでその恐怖の観念がDNAに残り、爬虫類への恐怖心が今でも強く残っている、との説もありますが本当かな? |
ミズオオトカゲ(サルバドルモニター) ワニのように頭が大きいのも恐いが、このように首が細くて長いのも結構不気味です。 |
アオダイショウ 国内では一番ポピュラーな種類です。 ヘビがいつもペロペロと舌を出し入れするのは、二つに分かれた舌の先に付着した周りの臭いの因子を、口内にある臭いをかぎ分ける器官(ヤコブソン器官)に送っているためで、別にうまいエサがいるワイと舌なめずりしているわけではないそうです。 それにしても日本(本土)には大きな毒蛇が棲んでいなくて良かったですねえ。(沖縄には猛毒を持ったハブがいるので十分用心してください。) もし本土にも棲んでいたら、近くの山や百名山などをこれだけ多くの人が気楽に楽しむことはできなかったでしょう。 |
こんなものとまで触れ合わなくてもいいのに!!と思いますが… もっとも「みーちゃん」には何の罪もないのですが… ヘビなどの爬虫類が嫌いな多数派からしたらこの世に存在して欲しくないのでしょうが、ヒトの全員がそうではなく「好きでも嫌いでもない」や「好き」という人が2,3割いるそうです。(どの程度信頼のおける数字かなあ…) 西洋では、エデンの園でヘビがアダムを誘惑したため、ヘビは悪魔(あるいは悪魔の使い)とされています。(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教全て同じです。) (もっとも西洋でも民間では、杖に一匹のヘビが巻きついた文様は「アスクレビオスの杖」として医療・医術の象徴とされ、杖に二匹のヘビが巻きついた文様は「ケーリュケイオンの杖(ヘルメスの杖)」として商業の象徴となっています。これは日本の商業大学・高校の校章にも多く採用されていますね。) |
ボア・コンストリクター ヘビやトカゲなど爬虫類の模様は、なぜこんなに美しいのでしょうかねえ。 クネクネと動いている本物は大嫌いでも、美しい模様のヘビ皮やトカゲ皮のハンドバックなら欲しいという人は結構多いでしょうね。 造形の神様のいたずら? 自然と共生してきた日本ではヘビも人間社会でその存在をかなり許容されているようです。 なにしろ命より大事な(?)金運・蓄財の象徴とされています。 十二支の仲間にも加わっていて、私たちも巳年(みどし)には一年間「みーちゃん」と付き合っています。正月早々から「みーちゃん」の絵を描いて「おめでとう」と周りの人に送っても、一度も怒られたことはありません。 西洋では龍(ドラゴン)も悪魔の手先とされていますが、東洋、日本では王を守る存在となって宮殿の池の底深くに潜んでいて、いったん事あれば空中に駆け上がり王を守護するエライ役目を仰せつかっています。こちらの方がファンタジーがありますね。長崎の龍踊りも楽しいし… それで、あなたはヘビと触れ合った? いいえ、金運はあきらめて、そーっと立ち去りました。 (龍がいたら勇気を出して触れ合ったのですが、あいにく会えませんでした。) |
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