九州あちこち歴史散歩★唐津市・見帰りの滝とあじさい(3)            サイトマップ

唐津市・見帰りの滝とあじさい(3)

   ガクアジサイは日本原産で、これが中国に渡って揚子江沿岸東部で野生化し、1788年頃イギリス人バンクス卿がそこに咲いていた装飾花の多いガクアジサイを入手し本国の植物園に寄贈しました。初夏に咲くこの東洋の花はヨーロッパで人気を集め、改良が加えられて手毬状のアジサイ(セイヨウアジサイ)になり、日本に里帰りしました。
 あじさいの品種は日本の在来種で約150種、ヨーロッパで改良された園芸品種は400〜500種あるそうです。

 江戸時代、長崎出島に住んだシーボルトはオランダ人と偽って(実際はドイツ人)出島に滞在して医療や博物学の研究に従事し、帰国後1835年「日本植物誌」を著しました。その中で日本のあじさいを「オタクサ」と呼ばれていると紹介し、Otaksaと名づけました。(なお、あじさいの名はすでに命名されていたため、Otaksaはあじさいの変種の名として残っています。)当時、実際に長崎でオタクサと呼ばれていたかどうか不明なため、シーボルトが愛した長崎丸山の遊女「お滝さん(源氏名:其扇
(そのおおぎ))」の名を取ったのではないかとも推測されています。ちなみに長崎市の市花はあじさいです。



見帰りの滝・あじさい渓谷の清流

   せせらぎの水の流れを見ているだけでも楽しい。



  見帰りの滝・あじさい渓谷のトンボ
   
 トンボがたくさん飛んでいました。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   あじさいの花は、土壌が酸性なら青、アルカリ性なら赤といわれます。しかしこの他にも要因があり、花の中のアントシアニンの量、土壌のアルミニウムイオン量(多いと青)、開花からの日数(青から赤)などが関係するようです。
 



見帰りの滝・あじさい渓谷のウズアジサイ

   ウズアジサイの仲間ですね。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   山の斜面があじさいで埋まっています。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷の清流

   流れはどこまでいってもきれいです。



  見帰りの滝・あじさい渓谷のトンボ
 
飛び立つ寸前の羽根の動きです。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   このような風景もいいですね。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   花火もきれい。新鮮な美しさを感じます。





見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷のウズアジサイ

   美しいウズアジサイです。花びら(装飾花)が薄い赤紫、中の花が青色です。



見帰りの滝・あじさい渓谷の清流

   シャトルバスに乗った出発地点に近づいてきました。



見帰りの滝・あじさい渓谷の昆虫オブジェ

   出発地点近くの「ほたる橋」の欄干には金属製の大きな昆虫が並んでいました。まるでジュラシック・パークの昆虫園に来たみたい?です。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   ヤマアジサイ系統の花ですね。可憐でかわいいですね。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷の清流

   夏には子どもの格好の水遊び場になりそうですね。



  見帰りの滝・あじさい渓谷の昆虫オブジェ
 
 これはオオクワガタだったかな?いや、前に大きなハサミがないから明らかに違いますね。 トンボはよく採ったのだが・・。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい




見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   純白の花びらが美しい。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   無数の花火があがっています。夜空に輝く星かあるいは金平糖のようにも見えます。



見帰りの滝・あじさい渓谷のあじさい

   濃いピンクと黄色のパステルカラーです。



見帰りの滝・あじさい渓谷のウズアジサイ

   ウズアジサイの仲間ですね。花びらはうすい赤紫、まんなかの花が青で一段とカラフルです。
 まるで宝石をばらまいたような美しさです。(お米なら時々床にばらまきますが、宝石はばらまいたことがないので形容が当っているかどうか自信がありません。)

「見帰りの滝」は滝や渓谷、あじさいを同時にゆっくり楽しめました。花や果物は年によって大当たりや不作がありますが、50種4万本もあれば自分の気に入ったあじさいにきっと出会えることでしょう。


   

    ◆このページの先頭に戻る ◆前のページ
    ◆トップページに戻る