「あじさい」の名前は、きれいな藍色の「真藍(さあい)」が集まったものを意味する「集真藍(あづさい)」が訛ったものだそうです。 漢字では「紫陽花」と書きますが、唐の詩人・白居易が江州の郡守をしていた頃、招賢寺に咲いていた紫の花に名づけたそうですが、この花はあじさいとは異なる花(ライラック?)といわれています。 平安時代の歌人・学者である源順(したごう)が「白氏文集律詩に云ふ、紫陽花、和名安治佐為(あじさゐ)」と誤って判断し、それが広まったものという。 万葉集にはあじさいを詠んだ歌が2首あります。 ☆安治佐為(あじさゐ)の八重咲く如く弥(や)つ代(よ)にをいませわが背子(せこ)見つつ偲はむ(橘諸兄) ☆言(こと)問はぬ木すら味狭藍(あじさい)諸茅(もろち)等が練(ねり)の村戸にあざむかえけり(大伴家持) |
見帰りの滝の下流は渓流が続き、それに沿って遊歩道が作られています。 |
きれいな青色のあじさいですね。 手毬状のアジサイです。私たちが花といっている部分は装飾花(飾り花)で、花びらに見えるものは正確には「萼(がく)」です。 おしべとめしべは退化しており(中性花)、セイヨウアジサイではほとんどが装飾花となっています。 |
遊歩道のまわりは新緑でいっぱいです。 |
ガクアジサイで八重の飾り花です。まんなかの細かな青色の密集部分が本来の花(両性花)です。 |
きれいな渓流でやまめも釣れるようです。(入漁金が必要のようです。) |
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あじさい渓谷には約50種類4万本のあじさいが植えられているそうです。周辺の人たちが根気よく少しずつ増やしてきて、今では町の観光地に育っています。 |
「あじさい渓谷」に咲く主なあじさい ウズアジサイ、エゾアジサイ、ハマアジサイ、伊豆の華、花火、城ケ崎、アルケボレスケンズ、ヒメアマチャ、シチダンカ、田の字ヤマアジサイ、トーマスホッグ、ナデシコガクアジサイ、ヒメアジサイ、ブルーウェーブ、ホンアジサイ、マリエシー、ミカンバアジサイ、ミヤマヤエムラサキ、シロタエ、ヤエカシワバアジサイ、伊予テマリ、コガクウツギ、大ベニガクヤマアジサイ、白マイコアジサイ、八重咲きアマチャ。 (前ページの(社)唐津観光協会相知支所のホームページに写真つきで紹介されています。→「あじさいの種類」) |
「ねむの木」が新緑の葉を伸ばしていました。 深呼吸して木の精「フィトンチッド」を体内にいっぱい吸収しました。3日間くらいは、私のからだは森の香りを発散し、害虫を寄せ付けないかもしれません。 |
純白の花びらですね。 |
清流のほとりに緑色の花が集まっていました。 |
花びらは4枚で田の字の形です。中央の両性花は宇宙の青い星雲にも見えます。 |
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マイナスイオンがいっぱいです。 |
淡い色合いがなんと美しいことでしょう。 |
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気持ちのいい遊歩道が続きます。 |
緑から青に変わりつつあるようです。 |
途中に小さな滝もありました。 |
花びらの周辺が盛り上がっています。ウズアジサイ(お多福)の仲間ですね。 |
「ねむの木」の葉っぱがみずみずしい。 |
鮮やかなピンクですね。 |
花びらの縁がナデシコのようにギザギザになっています。 |
花は盛りを過ぎていますが、多くの人の目を楽しませてくれたことでしょう。 |
まんなかの両性花はみんな蕾の段階で、まるでマーブルの玉のようです。 |
花火が星空に開いています。 |
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