二十代の頃に九重の山々に4,5回登りました。それから約50年経ちましたが、その間に登ったのは韓国岳、蓼科山、大山、富士山など数回のみで、この10年間、運動らしい運動はしておらず、さらにこの5年間は散歩もろくにしていません。 冬は寒いので暖房のきいた部屋で冬眠同様で、夏は暑いので、ひと夏じゅうエアコンの効いた部屋に閉じこもり、月に1,2度、夏祭り見物には出かけますが、後はたまに買い物に出る程度です。 足はとにかく弱くなっているでしょう。どの程度の山歩きに耐えることができるのかどうか、それが問題です。 しかし、ミヤマキリシマは見たいので、どの程度歩けるか?を調べることを最優先にして久住山へ向けて歩き始めました。 先ず、沓掛山に登り、歩けるようなら扇ヶ鼻に登る。あるいは久住別れまで行く(標準で約2時間の行程)。今回は久住山頂までは登らず、脚力が不明なので帰りに余力を残す。これをこの日のルールとしました。 |
沓掛山(1,503m)の山頂が近づいてきました。 |
急な斜面には木材で階段が作ってありました。 |
沓掛山にもミヤマキリシマが咲いています。 |
新緑の森が続きます。 |
岩山にしっかりと根を張って生きています。 |
さまざまな色の新緑が輝いていました。 |
ミヤマキリシマの花びら |
コケモモ |
ウツギ(ニシキウツギ?) |
コケモモ 九重が自生の南限で、天然記念物になっているそうです。 |
ベニドウダン |
沓掛山を過ぎ、扇ヶ鼻との分岐点を目指します。 |
東北方向に由布岳(1,583m)が眺められます。 |
ミヤマキリシマと新緑のコントラストがすばらしかった。 |
湯布院と別府の間にそびえる由布岳は特徴のある頂の形をしています。 |
広く枝を広げたミヤマキリシマがふえてきました。 |
自然のオブジェです。 |
左手に三俣山が見えますが、この後は星生山がそびえてきます。 |
花の色合いも微妙に違います。 |
これは何の花でしょうか。 マイヅルソウのようですね。 |
きれいな花房です。 |
荒々しい自然のなかで美しい花を咲かせています。 |
一本松ならぬ一本ツツジ。 |
地表の全面に咲いているわけではないが、この風景もすばらしい。 |
このあたりは花が多い。ウグイスの声も止むときがなく、ゆっくり楽しめました。 |
私はこのあたりの花でも十分ミヤマキリシマを堪能できました。 |
がんばって来て良かった、と感じるひとときです。 |