九州あちこち歴史散歩★福岡市・筥崎宮の牡丹と春の花(3) サイトマップ
牡丹は中国が原産地で、唐の三代皇帝高宗の時代に宮中に植えられてから人気を集め、六代皇帝玄宗の時代には庶民の間にも広まり、「百花の王」と呼ばれました。 この花を好んでいた玄宗皇帝は、愛妃楊貴妃(世界三大美女のひとり)をこの花にたとえて讃えました。 日本に紹介されたのは平安時代で、遣唐使として中国に渡った空海が持ち帰ったとされています。当初は薬用植物として寺院などで栽培されていたが、花の美しさに魅せられた貴族や武士の間で観賞用にも広がり、平安時代の「枕草子」や「蜻蛉(かげろう)日記」にも登場しています。 江戸元禄の時代になると庶民の間で大流行し、花色や形の異なる園芸品種が多数出回るようになり、奈良県の長谷寺や江戸の深川八幡などは当時から牡丹の名所として有名でした。 幕末から明治にかけて、多くの園芸品種がヨーロッパへ輸出されました。 筥崎宮の花庭園は後で確認すると夕方4時30分で閉園となっていました。私は出かける前につつじ園など他のいくつかの花園も調べたため、ここが入園は5時までで5時30分閉園と勘違いしていました。他にも2,3人残っている人もいたこともあり閉園に全く気がつかず、5時すぎまで花を眺めていました。花庭園の係りの人たちは翌日の準備など花の手入れに忙しそうでしたが、本当に申し訳ないことをしてしまいました。すみませんでした。次は時間に気をつけますので秋の花を楽しませてくださいね。 筥崎宮は6月の「あじさい苑」も有名です。 それぞれの庭園の場所は 筥崎宮「境内のご案内」 の一番下にある 「筥崎宮境内ご案内図」 に図示してあります。 |
純白の花びら |
ゆらゆらと咲いているのは「キンギョソウ」でしょうか。 別の一画にはルピナスが咲いていました。 |
「ミラス」 |
「ハナビシソウ」と「ミラス」 |
「ハナビシソウ」と「ミラス」 |
純白の花びらも美しい。 |
「ミラス」(別名「アグロステンマ(畑の王冠の意)、「ムギセンノウ」) |
「マーガレット」 |
ピンクの花びらがやや縮れている。 |
「キンギョソウ」などのパステル調の花びらが美しい。 |
芍薬の蕾 |
空中に浮かんでいる「オオデマリ」 |
「オオデマリ」 |
緑が美しい季節です。 |
庭園には春の草花が生い茂っています。 |
燃えるような赤い花 |
「ケマンソウ」(「タイツリソウ」) |
いろいろな色合いや花びらの形の牡丹、多くの春の花を楽しめました。 |
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