九州あちこち歴史散歩★太宰府天満宮大菊花展2011(2)          サイトマップ

太宰府天満宮大菊花展2011(2)

   太宰府天満宮の大菊花展は毎年秋に開催され、今回で第58回になるそうです。既に半世紀以上にわたって美しい見事な菊の花を展示して、多くの人たちの目を楽しませてきたのですね。
 菊の花が展示されている棟の中には中菊、小菊を飾った棟もありました。もちろんすべてこの展覧会に出品され入賞した作品です。
 これらの可憐な菊の色合いがまたすばらしいのです。また、見たことのない形状の花もありました。
 大輪の菊も見事ですが、小菊の形や色合いも負けず劣らずすばらしいと感じました。



「嵯峨菊」




 上の菊の花の説明です。
 「嵯峨菊」は古典菊と呼ばれる品種の一つです。

古典菊
 菊の花は江戸時代前期から日本各地で栽培熱が高まり、多数の品種が生み出されました。
 江戸、美濃、伊勢、嵯峨(京都)、肥後などでそれぞれ独自の品種群、系統が作り出され、また「三段仕立て」などの仕立ての様式や丹精の仕方などが発達しました。
 (菊の歴史などについては主にWikipediaを参照しました。)

 



 菊の花は大きさにより「大輪」「中菊」「小菊」に分けられます。

大輪:花の直径18センチ以上のもの。
中菊:花の直径が数センチ以上のもの。仏花や洋菊(ポットマム、スプレー菊など)、古典菊を含む。
小菊:花の直径が1〜3センチ。観賞用には蕾は摘蕾(てきらい)せず「懸崖仕立て」や「菊人形」にする。
スプレー菊:花の直径3〜6センチくらい。ハウス栽培で「切り花」に利用される。
      スプレーとは先が分かれた枝のことで、小枝の先に多数の花をつける。



 色とりどりの花を見ると心が癒されます。





 ここは中菊、小菊の花壇です。



 キク科の植物は被子植物のなかでは最も繁栄しているものの一つで、世界中に2万種以上が自生しています。
 日本には350種ほどの野菊が自生し、また帰化植物が150種あるそうです。
 現在栽培されている和菊、洋菊のイエギク(家菊)に野生種は存在せず、中国で1500年前に交配によって生まれたとされています。









 変わった形の花ですね。初めて見ました。

















 炎のような花びらが中央に向って巻いています。形は厚物に似ていますが、小型の花が密集していますね。






 こんな清楚な菊の花もあるのですね。初めて見ました。





 数多くのモンキチョウが群れて飛んでいるみたいです。



 まんなかの緑色の部分が大きく、形はまるでひまわりです。






















 菊をあしらった盆栽の部門もありました。




 盆栽は本殿周囲の会場に十数作品が飾られていました。
 盆栽で表現する空間・世界もまた見ていて飽きませんね。






 色とりどりの小菊が集まった花壇が実にきれいでした。


   

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